世界最小(と言われている)ガソリンエンジンNGH GT9-Pro奮闘記 新たな挑戦
11月29日、20日ぶりにNGH GT9-Proを回しました。この日は前回飛ばしたときより高速ニードルを180度開かなければ運転が続きませんでした。3回飛ばして前回と同じ位置まで締めることができましたが、フルスロットルで回転が安定しません。9,400 rpmと8,000 rpmの間で2,3秒周期... 続きをみる
世界最小(と言われている)ガソリンエンジンNGH GT9-Pro奮闘記 新たな挑戦
11月29日、20日ぶりにNGH GT9-Proを回しました。この日は前回飛ばしたときより高速ニードルを180度開かなければ運転が続きませんでした。3回飛ばして前回と同じ位置まで締めることができましたが、フルスロットルで回転が安定しません。9,400 rpmと8,000 rpmの間で2,3秒周期... 続きをみる
無人航空機登録要領、どうすりゃいいの? 人柱になってみようかな
11月28日の記事で無人航空機の登録についてちらっと書きましたが根拠文書を見つけました(情報が遅いね)。 令和3年11月25日付で国土交通省航空局長により制定された、「令和3年11月25日国管参次第11号「無人航空機登録要領 」」(以下、「要領」)です。 URL: https://www.ml... 続きをみる
エンジン機のキャノピーをスタイロフォームで作る 実運用で不具合発生
昨日(11月27日)完成したばかりのキャノピーを機体に付けて飛行場に行きました。 塗装の欠陥は遠目に見ればきれいなキャノピーにほこりが着いたかな、という具合で気になりません(自己正当化)。しかし、近くで見ると塗装が失敗したことがばれます。「なんでこんなにブツブツになっちゃったの」と鋭い指摘を受... 続きをみる
エンジン機のキャノピーをスタイロフォームで作る-10 一応完成
吹き付け塗装の3日目です。 8時少し前に作業開始。主剤7gで塗料を作ります。主剤はシンナーで緩めてあるので硬化剤との混合比は迷いますが硬化不良になるのを恐れて0.8gにしました。シンナーは6ccです。 8時15分頃に塗装を終えてグライダーを飛ばす準備をしていたら急に風が出てきました。ダウンを... 続きをみる
エンジン機のキャノピーをスタイロフォームで作る-9 2回目の吹き付け
11月2日金曜日の朝、2回目の白の吹き付けをしました。 主剤を12g、硬化剤をその10分の1、前回の失敗を受けてシンナーは少なめの9ccにします。前回のようにタレができると面倒なのでガサ吹きをした後、シンナーを少し飛ばしてから濡れた面になるように吹きました。 2回目は概ね成功 元がスタイロフ... 続きをみる
エンジン機のキャノピーをスタイロフォームで作る-8 白ウレタン吹き
本題に入る前に小ネタを一つ。 発泡スチロール用接着剤に硬化剤硬化防止の効果はあるか 久しぶりに塗装しようとしたらウレタン塗料の硬化剤が固まっていたということはありませんか? 主剤ならアスファルト状にまで固まっていてもシンナーを足して緩めれば使えるようになることを確認していますが(性能は劣化し... 続きをみる
エンジン機のキャノピーをスタイロフォームで作る-7 色塗装下地完成
塗装下地作り キャノピーの塗装下地作りの工程です。上塗りの2液性ウレタンのシンナーが侵入しない層を作るのが主な目的です。 まず、マイクログラスを貼ったキャノピーを軽くサンディングします。続いてグラスの裏側にエポキシ樹脂が回っていないところがなくなるようにもう一度エポキシ樹脂を塗ります(すり込み... 続きをみる
エンジン機のキャノピーをスタイロフォームで作る-6 吹き付け塗装の準備
屋外での塗装作業の条件 僕のまわりには風呂場で吹き付け塗装をして怒られた人もいれば自宅の庭に塗装小屋を作った人もいます。吹き付け塗装の環境や条件は人によって違うでしょうが、市街地の集合住宅暮らしの僕の場合、人里離れた場所(飛行場)で塗装しなければなりません。 塗装作業は晴天の風が弱い時が好都合... 続きをみる
マイクログラスを貼って一晩おいて周囲をトリミングしました。エポキシ処理のときに取り回しやすいように付けておいた取っ手をはがしたら両面テープもろともキャノピーの枠の筋交いがちぎれてしまいました。あまり強い両面テープも考えものです。 重さを測ってみるとご覧のとおり38g弱です。スタイロフォームを削... 続きをみる
世界最小(と言われている)ガソリンエンジンNGH GT9-Pro奮闘記 潰えた希望
飛ばすたびにニードルの調整をし直さなければならないNGH GT9-Proの症状はメタリングダイヤフラムを交換すれば改善されるのではないかと期待して、11月4日にWalbroのWJYキャブ用のダイヤフラムを注文しました。 送料なしで299円ですから本当に届くのか、届かなくてもしょうがないなと思っ... 続きをみる
細部の作業 樹脂が固まったので離型します。キャノピーをこじるとパカッという感じではなくメリッという感じで隙間が空きました。 予定ではテープと製品の間が剥離するはずでしたがテープが胴体からはがれる形になりました。テープは簡単にはがれたのでまあいいでしょう。 盛り上がったエポキシ樹脂は胴体とキャ... 続きをみる
ENYA 41-4C運用記 修理・整備編 プッシュロッドカバーからのオイル漏れ対策
クランクケース換気システムを採用した一環でフロントベアリングを接触形のゴムシール仕様にしたためフロントベアリングからの油漏れがほとんどなくなりました。また、「吹き返し対策編」で述べたようにキャブレターの吸入口を伸ばしてエンジンルームの外に開く仕様にしたためキャブレターからの吹き返しもエンジンルー... 続きをみる
キャノピー製作の3回目です。整形を始める前にラッチも付けて様子を見ます。 表面処理の工程ごとの重量増加をチェックするため整形前の重さを測っておきます。整形前の重さは約26gです。ラッチユニットで3gくらい増えました。 スタイロフォームの整形 書く順序が前後しますがスタイロフォームを切り出すと... 続きをみる
ENYA 41-4C 運用記 修理・整備編 壊れたベアリング
同じエンジンを10年近く使っていると壊れるところも出てきます。ニードルバルブの摩耗も故障ですが、かなり深刻な故障と修理の事例を紹介します。 ベアリングが壊れた 去年(2020年)の6月27日、クランクケース換気システムを導入してから4ℓ、延べで45ℓ回したあたりのことです。2回目の飛行中に変な... 続きをみる
ENYA 41-4C 運用記 クランクケース換気システム 飛ばしたら問題発生→最終仕様
ベンチテストで好結果が出たので実際に飛ばして高性能を実感しようとしました。 新たな問題の発生 エンジンを倒立で搭載して飛ばしました。ロールで背面になるときにダウンの当て舵を打つと一瞬回転が落ちて白い排気煙が出ることに気が付きました。4ポイントロールやナイフエッジ飛行のときも正立以外では一瞬不調... 続きをみる
後部のスタイロフォームブロック 後部のスタイロフォームのブロックは現物に合わせて修正します。45度の角度はこんな具合に切り出します。 スタイロフォームの後ろが45度にカットできました。 前のブロックと後端材に密着するように削って取り付けました。 さらにもう一つのブロックを切り出して、 ... 続きをみる
ENYA 41-4C 運用記 クランクケース換気システム 地上運転成功
ENYA 41-4Cに適合する接触型ゴムシール付きベアリングを入手できました。 模型エンジン用ベアリングを販売しているアメリカの業者のサイト(URL: http://www.rcbearings.com/)を調べるとSAITOやOSの4サイクルエンジンのフロントベアリングの寸法がENYA用と... 続きをみる
以前の記事でスタイロフォームでキャノピーを作っていると書きました。 今回、キャノピーを新作することにしたので作成過程を順次アップしていきます。 現在使用中のENYA 41-4C搭載機のキャノピーです(透明じゃないからただのハッチ)。キャノピーをスタイロフォームで作り出してから5作目くらいの作... 続きをみる
ENYA 41-4C 運用記 クランクケース換気システム 下がらないアイドリング対策
ENYAの4サイクルエンジンのフロントベアリングは金属シールが付いています。これではゴミの侵入は防ぐことはできますが、接触型のゴムシール仕様と違って気体や液体を密封することはできません。 二つの対策 回転がいったん下がってから上がるのは、スロットルを閉じた瞬間はフロントベアリングまわりの油が吸... 続きをみる
ENYA 41-4C 運用記 クランクケース換気システム 混合気バイパス
クランクケース換気システムの考え方は、STIHLの4-MIXエンジンと同様、インテークマニホールドから混合気をクランクケースに吸い込み、吸い込んだ後の混合気をクランクケースからインテークマニホールドに戻すと言うものです。 別の記事でも書きますがこのシステム(?)には気になることがあります。この... 続きをみる
ENYA 41-4C 運用記 クランクケース換気システム 序章-2 実例
YSの4サイクルと同じようにクランクケースやロッカーアーム室に新鮮な混合気を供給すれば4サイクルエンジン内部の錆をかなり防ぐことが期待できます。どうやって実現すればよいのでしょう。 脱線ですがYSエンジン以外でもクランクケースに混合気を導く仕組みの4サイクルエンジンを自作している凄い人がいます... 続きをみる
ENYA 41-4C 運用記 クランクケース換気システム 序章-1 防錆
今度の記事は文字ばかりです。言っておきますが、僕なりにいろいろ調べて間違えたことは書かないよう努めていますが文系の人間が言うことですから鵜呑みにしないで「こんな考えもあるんだな」くらいにしておいてください。 4サイクルエンジンはなぜ錆びやすいのか 4サイクルグローエンジンの内側はたいてい錆びま... 続きをみる
41-4Cをテストベッドで運転しているとき、太陽光線の加減でキャブレターの吸気口から盛大に吹き返しが出ている様子が確認できました。低速から一気にスロットルを開けた時に吹き返しが多くなるというように運転状態によって違いますが、キャブレターの吸気口から2センチくらい燃料のしぶきが噴出しています。これ... 続きをみる
ENYAの4サイクルエンジンはプラグが前傾しているのでポケットブースターとかグロープラグスターターとか呼ばれている製品は使えません。エンジンが露出していればミノムシクリップを使えますがカウルで覆うとプラグコードを使わなければなりません。 ENYAのサイトにこんなプラグコードが紹介されています。... 続きをみる
写真はENYAの4サイクルエンジンのスプレーバーとニードルです。ENYAエンジンのニードルバルブは僕がUコンをやっていた50年くらい前から(実は創業以来?)仕様がほぼ変わっていません。さすがにニードルとつまみの間がコイルスプリングということはなくなりましたがOS、YS、SAITOに比べると時代遅... 続きをみる
ENYA 41-4Cに付けたマフラーやサブマフラーです。一番下の小さなマフラーはOS 40FS(だったかな?)用のマフラーの横にアルミパイプをロウ付けしたものです。カウルの中にマフラーを納めたくて作ったのですがうるさいのでジャンク箱行きです。真ん中のGCタイプに付いていた旧型の純正マフラーはサブ... 続きをみる
ENYAの36-4Cから80-4Cまでの排気管(ENYAは排気管、OSやSAITOはエキゾーストマニホールド、YSは排気パイプ)のねじ山はOSの48~62用と同じですからOS用のエキゾーストマニホールドやマフラーが転用できます。 ENYA用の排気管(左)とOS用のエキゾーストマニホールド(右)... 続きをみる
ENYAの4サイクルエンジンとしては53-4Cがベストセラーで、OS52FS、SAITO 56、62、YSの53、63が出て来るまで市場を席捲(?)していたような感じです。僕のクラブでも僕を含め4~5人が使っていました。この53-4Cの下のクラスのENYAの4サイクルエンジンとして41-4Cがあ... 続きをみる
珍しく日記的な記事です。11月7日の日曜日、快晴微風という好条件の中、ガソリンエンジンとの苦闘の疲れを癒すためグローエンジンを搭載した機体を持って行きました。 ENYA 41-4C搭載の自作機で、カナライザーやらが付いていないころのF3A機を2/3くらいに縮小する感じで設計しました。翼面積は... 続きをみる
11月6日土曜日、NGH GT9-Proの運用法が固まったので確認のためNGH-2を飛ばしに行きました。 NGHのニードル位置の変化の原因がダイヤフラムの硬化なら、早めにガソリンをなじませておけば症状は改善されるのではないかと考え、飛行場到着後すぐ(9時48分)にタンクにガソリンを入れ、チョー... 続きをみる
世界最小(と言われている)ガソリンエンジンNGH GT9-Pro奮闘記 症状の確認
「奮闘記 飛行ごとの調整」で飛行ごとにニードル位置を変える(燃料供給量の変動に対応する)旨述べました。その原因として、保管中にダイヤフラムが干からびて硬くなっているから最初の運転では燃料供給が足りなくなっているのではないかと考えました。ダイヤフラムが硬くなっているかどうかを直接調べることはできな... 続きをみる
11月3日、文化の日の活動 RCGF 10cc REの検証飛行
11月3日の文化の日、迷走状態を脱却したRCGF 10cc REを実際に飛ばしたらどうなるかということで飛ばしに行きました。 新型サブマフラーはまだできていませんが、それにも使えるレデューサー兼用のエキゾーストデフレクターを作って小型サブマフラーの尻尾に付けました。排気を下向きに噴出させて胴体... 続きをみる
世界最小(と言われている)ガソリンエンジンNGH GT9-Pro奮闘記 飛行ごとの調整
NGH GT9-Proの日常の運転での調整要領を紹介します。断っておきますが僕のエンジンでの話です。 実際の手順 このエンジンの特徴として(僕のだけであれば良いのですが)飛行のたびにニードル調整が必要です。グローエンジンや普通のガソリンエンジンと同じだと考えることはできません。 1回目の飛行前... 続きをみる
小型ガソリンエンジンRCGF 10cc 奮闘記⑫ 迷走脱却編
11月2日、RCGF 10cc REの謎(消音仕様で高い回転数が出たのはなぜか)を解明すべく飛行場で実験しました。カウルの影響も調べました。 飛ばしたくならないように主翼は持参せず、エンジンをしっかり冷却するための時間つぶしとして電動グライダーも持って行きました。 熱の影響は大きい 6mmレ... 続きをみる
小型ガソリンエンジンRCGF 10cc 奮闘記⑪ 迷走編-2
11月1日の月曜日の午後、飛行場に誰もいない時間帯を狙ってRCGF 10cc REの純正マフラー仕様(爆音仕様)と純正マフラーにサブマフラーと追加の小型サブマフラーを付けた仕様(消音仕様)での運転試験をしました。飛ばしたくならないように主翼とカンザシは持っていきませんでした。カウルを外した状態で... 続きをみる