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エンジン機のキャノピーをスタイロフォームで作る 実運用で不具合発生

 昨日(11月27日)完成したばかりのキャノピーを機体に付けて飛行場に行きました。

 塗装の欠陥は遠目に見ればきれいなキャノピーにほこりが着いたかな、という具合で気になりません(自己正当化)。しかし、近くで見ると塗装が失敗したことがばれます。「なんでこんなにブツブツになっちゃったの」と鋭い指摘を受けました。

不具合発生

 エンジンをかけてさあ飛ばそうとしてスロットルを開けたら、ギャラリーの指摘でキャノピーの後ろがバタバタしていることに気が付きました。「ゲッ」となって調べるとラッチのロックが掛かっていません。そのまま飛ばしていたら10日以上にわたる努力の結晶がすっ飛んでいたところです。
 リテーナーへのネジの締め付けが弱くてロックピンのピアノ線が引っ込んだままになっていました。そのまま修理しても同じことが起きると考え、この日はラッチの部品を外してキャノピーをマスキングテープで止めて飛ばしました。

対 策

 今回のキャノピーではラッチのロックピンに使うピアノ線が前進するとスタイロフォームに突き刺さって完全に引っ込んだ状態で動かなくなります。飛行場でラッチの部品を外すのに苦労しました。

 ラッチのロックピンにしているピアノ線が引っ込みすぎないようしようということで、リューターでスタイロフォームに穴を掘って合板のストッパーを付けました。合板はラッチのピンが面一状態より引っ込まないような位置にしました。
 こうすると故障して(リテーナーとつまみ用のネジのゆるんで、あるいは外れて)ピンが引っ込んだままになってロックが掛からなくなったり、出っ張ったままになってキャノピーが外れなくなったりしても対処が簡単になります。
 最初からこうしておけばよかったのですが、何か不都合が起きてから対策を講じるのが凡人です。

無人航空機登録問題

 国土交通省は100g以上の目方の空を飛ぶもの(Uコンは除く)すべてを管理しようとしているようです。従来は危ない飛行をせず、騒音に気を付けていればよかったのですがどんどん窮屈になっていきます。
 リモートID(重さと寸法は?電源の供給は?国家安全保障の観点から中国製じゃないよね?)が気になっていたのですが、政令や省令の解説を読むと、関係諸団体の努力によりあらかじめ届け出られた特定区域(ちゃんとしたクラブが管理する空域?)でラジコンを飛ばす限りリモートID機能は搭載しなくて済みそうです。逆に言えばクラブが管理していない空域(飛行禁止空域ではないが特定空域でない空域)で飛ばすときはリモートID機能を搭載しなければならないような感じです。山に登ってスロープソアリングをするならリモートIDは必須でしょうね。
 いずれにせよ機体ごとに登録料が発生し(マイナンバーカードによるオンライン登録なら900円、2機目以降は890円、紙媒体なら2,400円、2機目以降は2,000円)、有効期間は3年、つまり3年ごとにお金を払わなければならないということは動かしがたいことになりそうです(マイナンバーカードを作っておいてよかった。)。これに加えてリモートIDの取得にも料金(登録手数料と購入費)が発生するかもしれません。
 自作機マニアとしてはバルサの棒や板から作ったラジコン機の機体認証とかがどうなるかも関心があります。法案を作った人のイメージでは、ドローンとは工場完成の既製品だったのでしょうけど。追記:自作機は確認用の写真が必要ですが登録に特に問題はないようです。


 詳しくは国土交通省のサイトやリモートIDの取扱業者のサイトをご覧下さい(丸投げ)。
ラジコン技術に詳しく掲載されるでしょうからお金を払って買いましょう。


 個人的感想としては、国としては「新しい産業の芽をつぶした」と言われたくないので産業分野のドローンは発展させるべきだが、趣味としてのラジコンなんかどうでもいい、うるさいから適当にあしらっておけ、という感じでしょうか。

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