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グロー燃料の自作(怪しいブレンド燃料)-1

 アメブロから転載した記事です。アメブロに投稿した記事は、この記事を投稿する以前に削除しました。


 グロー燃料は高いですね。4ℓ缶で3000円を超える勢いです。僕は十数年前から燃料代を節約するためにグロー燃料を自作しています。素人が自作した怪しいブレンド燃料(クラブ員の評価)が既製品の性能を上回ることはありませんから高性能を目指すものではありません。


 経済的な燃料を自作するには薬局で500mℓのボトル入りの燃料用アルコールを買っているようではだめです。僕はロックペイントのシンナーMを16ℓ単位で買ってメタノールの代用として使っています。


 成分はメタノールとイソプロピルアルコール(IPA)の混合ですがメタノールが97%だということです。純メタノールを買うときはハンコが要りますが、それを回避するために混合物にしているのかもしれません。純メタノールも使ったことがありますが値段も性能も差はありません(気が付きません)。ところで模型屋さんで4ℓ缶入りの洗浄用のアルコールを売っていますがなぜあんなに高いんでしょう。あれを使うと市販の燃料より高くなります。
 自作燃料にはメタノールに溶ける潤滑油が必要です。模型用としてクロッツのテクニプレートやビノールが手に入りますが結構なお値段です。レーシングカートやバイクのレース用にアルコールに溶けるオイル(ひまし油系も合成油系もある)がありますがこちらも1ℓ数千円です。こういうオイルを使うと市販のグロー燃料よりかなり割高になって当初の目的を達成できません。


 最初は手作り石けんの材料として売られている「特Aクラス」や「工業品より高精製」のひまし油を使っていました。写真はアメ横の「カワチヤ」というお店で売っている商品です。お店の人は50代のおっさんが何のために買うのか不思議に思ったでしょうね。お店が通勤経路上だったので10年以上使っていましたが定年退職してお店に行けなくなると交通費が問題になりました。


 ネットで探しているとオランダのPutolineのCastor Rを見つけました。使い始めは1ℓで1000円でしたが段々値上がりしてきて2021年現在で1ℓ1350円です。それでも交通費を考えると石けん材料のひまし油より安上がりになります。これを使うと市販のグロー燃料の半額までは行きませんが結構安上がりになりました。


 説明書きはこんな感じで純然たるモーターオイルです。とはいっても性能上石けん材料のひまし油と変わったところはありません(僕には気が付きません)。英語では4ストロークにも使えるように書いてありますが日本語では「2ストロークガソリンエンジン用」になっていますね。どういうことでしょう。ネット上でこのオイルを「ピュートライン」とか「プゥトーライン」と書いている人がいましたがオランダ原産ですからそうは読まないんじゃないでしょうか。大体「プゥ」ってどう発音するんですかね。
2022-01-15追記:2022年になって確認したところ、僕がPutolineを買っていた日本の取扱業者「ヒロバゼロ」のカタログからCastor Rがなくなっていました。安価にひまし油を入手する手段が一つ減りました。
 怪しいサイトでは688円の格安で売っていますが代金を振り込んでも商品が届く保証はありません(代引きでの支払いを設定しない業者には注文しないことにしています。)。
 今後は上野や浅草に行く用事ができたときに「カワチヤ」の店頭でひまし油を買うことになりそうです。 
 オイル1ℓ、シンナーM4ℓで5ℓの潤滑油20%のストレート燃料ができます(中学の理科で水100ccとアルコール100ccを混ぜると185ccにしかならないと教わりました。アルコール4ℓとひまし油1ℓで5ℓになるのでしょうか)


 ストレート燃料にこだわりがあるわけではないのでニトロメタンの割合が3%なり5%になるように市販のグロー燃料を添加しています。行きつけの模型屋さんに常においてある20%ニトロの燃料を使っています。色を見ればクロッツだとわかりますね。
 次回は使用感などです。

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