ガソリンエンジンの配管の劣化、3年経ったらどうなった
FRP工作のような大掛かりなものが行えない状態が続くので小ネタです。
今回は組んでから3年くらいたったガソリンエンジンの配管がどうなっているかの紹介です。
クランクタンクの中のチューブ
こてるNGHはタンクを組んでから3年くらいたっています。
クランクタンクの中のチューブはおもりの重さで曲がるように細めのネオプレンのチューブにしましたが、タイゴンなどの塩ビ系よりも硬くなりにくいはずのネオプレンですがほぼプラスチックの状態になっていておもりの重さでは曲がりにくくなっています。
タンクから引き抜いてチェックすると裂け目も入ってますね。平気で運用してたんですけどいつから裂けていたんでしょうか。
120ccのタンクで半分も消費しないうちに降ろしていたので燃料取り入れ口が常にガソリンにつかっていて燃料供給に支障がなかったのかもしれません。でも怖いですね。
タンクの外の配管、タイゴンチューブも硬くなる
高価なタイゴンのチューブでも固くなっています。でも硬くなっても裂けないのはいいですね。ステンレスの針金で縛ってあったので抜けたり漏れたりすることはありませんでした。
タイゴンチューブを全部交換すればよいのですがタイゴンはお高めなので代替品を使います。
ホームセンターの塩ビチューブも使える
ホームセンターの農機具コーナーでは農機具用エンジンのガソリンチューブに使える製品として塩ビのチューブを売っています。ピンクのものがそれで、一番細い内径3mm、外径6mmくらいのものが模型のガソリンエンジンに使えます。
そんなものを使って大丈夫か、初心者のクセに安易に応用的なことをしてもいいのか、と言えば、人間が手で取り扱う動力付きの道具に使うものとして売られているものですし、ちゃんと「ガソリン・灯油用」と記されているから大丈夫でしょう。
ホームセンターの塩ビチューブは同じ塩ビ系でもタイゴンより柔らかいので給油用チューブに使うと蓋を抜き差しするのが楽です。もう一機のガソリンエンジン機の給油用チューブにもホームセンターのチューブを使っています。
ただし使ってみるとタイゴンよりも熱に弱い感じなのでキャブの燃料インレットにつなぐところとかの大事なところにはタイゴンを使います。
時間が経って硬くなるのはタイゴンのチューブも同じなので十分代替品になるんじゃないでしょうか。何よりお値段がリーズナブルです。
定期的な交換を
感覚的な表現になりますが、ガソリンでネオプレンや塩ビ(タイゴンを含む)が劣化する具合はグロー燃料でシリコンが劣化する具合より激しい感じがします。というか、シリコンはグロー燃料では事実上侵されないんじゃないでしょうか。
ガソリン機を運用するなら3年間も放っておくのではなく年に1回くらいの頻度で交換した方が良いんでしょうね。ベテランの方はそうしてるんでしょうから僕もそうすることにします。