FRP工作、こてるRCGF用の部品を作る
こてるRCGFはグローエンジン用のマフラー仕様で飛ぶようになりましたが作りかけ感がありありなのでいろんな部品を作って見映えを良くすることにします。
最近FRP工作に凝っているのでこてるRCGF用の部品もエポキシ樹脂で作ることにしました。
ベリーパン
サブマフラーを撤去した胴体裏側はでかいくぼみができています。そのままではカッコ悪いので空気抵抗の元になるので蓋をします。サブマフラーの実験もする関係で取付け台はそのまま残します。
最近FRP工作に凝っているのでFRP製にするのですが、簡単に済ませたいのでまっ平らな板に裏打ちをするような構造にします。
型紙を作って腰のあるプラスチックフィルムにグラスを貼ってそれを胴体に写すという寸法です。
今回はA4のOHPシートが使えました。OHPシートはパワーポイントの導入で不要になって捨てるというのをもらってきたものです。同じOHPシートでも一体化するレベルでエポキシ樹脂がくっつくものがありますからちゃんと離型するかどうか確認しておく必要があります。
OHPシートに薄く樹脂を塗りその上にクラフト紙を密着させ#200のクロスを置いて樹脂を含浸させます。
なるべく平らになるようにしたいので穴あきレジ袋で押さえつけることにします。剣山の上にレジ袋を置いて発泡スチロールで押さえて穴あきレジ袋を作ります。穴を開けるのは気泡ができないようにするのが目的で樹脂を絞り出す効果はほとんどありません。
樹脂が大体浸み込んだら穴あきレジ袋を貼ります。
にじみ出る樹脂でべたつかないためと均等に圧を掛けるためにショップタオルを挟んで重しを置くとけっこうきれいな面ができます。
生乾きになったクロスをOHPシートごと切り、穴あきレジ袋をはがし、胴体側板と接するところに樹脂を塗ります。
離型処理した(テープをペタペタ貼った)胴体に乗せて硬化を待ちます。
ベリーパンというよりただの蓋ですね。適当な薄い板を張ればいいんじゃないのとおっしゃるかもしれませんが、クラフト紙とガラスクロスに樹脂を含浸させた素材はこれから機体の構造部品として使いたいのでその実験も兼ねています。
ペナペナの板では心もとないので梁のようなものを付けます。
青いスタイロフォームの梁をベリーパンにエポキシで貼り付けて梁の両縁にエポキシを塗って離型処理した胴体にはめてベリーパンの位置決めをします。
この覆いはサブマフラーを付ける時は外すので恒久的に固定するものではなくねじ止めにする予定です。
トリミングが終わってからOHPシートをはがすときれいな平面になりました。うまく塗装すればいい仕上がりになるでしょう。
クラフト紙とガラスクロスを張り合わせた素材はご覧のとおり表面が滑らかになりますから胴体や主翼に貼れば実機のアルミの外板の雰囲気が出るんじゃないかと思います。バルサに塗装したりフィルムを貼るより安上がりですし。
脚取付け台の覆いも作る(まだできてない)
カウルの後ろが切り欠かれたような状態になっています。ここにも覆いを付けていたのですが脚をカーボンの板脚からピアノ線の脚に替えたので新しく作りなおします。
バルサはもったいないしスタイロフォームなどの発泡ポリスチレンではガソリンに弱いのでFRP製にします。
補修レベルのマイナーな作業
カウルに取り付けたシュラウドの冷却風の整流と強度に関係のない所を削りました。やらなくてもいいんですが削れば削るだけ軽くなりますからやって損はないでしょう。
1gも軽くはなりませんがマフラーと干渉しそうなところなので削っておきました。
何回か飛ばすとマフラーと胴体が干渉しているところが見つかりました。エンジンをゴムブッシュを介して取り付けているので振動でマフラーも振り回されてこすれるわけです。
ここを削ってエポキシを塗っておきます。カウル取付けステーが非常に心細い状態になりました。