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エンジン機のキャノピーをスタイロフォームで作る-1

 以前の記事でスタイロフォームでキャノピーを作っていると書きました。
 今回、キャノピーを新作することにしたので作成過程を順次アップしていきます。

 現在使用中のENYA 41-4C搭載機のキャノピーです(透明じゃないからただのハッチ)。キャノピーをスタイロフォームで作り出してから5作目くらいの作品で、軽量化のため表面仕上げを最低限にする工法を試しました。40.5gと寸法(400×76×80くらい)の割に軽くできたのですが表面の硬度が足りないし、耐グロー性も不十分なので2年以上飛ばしているうちにでこぼこになりました。
 これを作ってからさらに4つくらい作って工法が固まったので、最新工法(?)で作り直すことにしました。とりあえず11月15日から16日にかけての作業をアップします。

バルサの骨組

 2mmの硬めのバルサを8mm幅に切ったもので底板、前端ノックピン取付け部、後端ラッチ取付け部という構成で骨組みというか、スタイロフォームのブロックを貼り付ける台を作ります。

 骨組み状態のときの写真を撮り忘れましたから作成途中のキャノピーを裏側から撮った写真を載せます。
 バルサの底板、前端ノック取付け部、後端ラッチ取付け部のみの重さは4.5gです。キャノピーの下の青いものは50mm厚のスタイロフォームで、これがキャノピーの材料になります。

ノックピンの取付け

 2mmのカーボンロッドに外径3mm、内径2mmのノイズレスチューブをかぶせたものが前のノックピンになります。ノックピンの受けは内径3mmのジュラコン(?)のブッシュです。付けたり外したりを頻繁にするところだし、振動で摩耗しそうなのでジュラコンのブッシュとポリプロピレンのノイズレスチューブの組み合わせにしています。カーボンロッドの固定はバルサの粉と瞬間接着剤の組み合わせです。ノックピンはこの段階では仮止め状態です。

 前端材を取り付けます。胴体と接触するところなのでバルサです。

スタイロフォームブロックの切り出し

 50mm厚の910×910のスタイロフォーム板を幅90mmくらいに切って、バルサの骨組みに載せるブロックを作ります。

 スタイロフォームのブロックは基準となる面が直角にならないと工作が面倒です。50mm厚のスタイロフォームを直角に切出せるようにMDF板で作った治具(?)を使います。切るのにはスチロールカッターが便利です。

 長方形のブロックを同じ形の型紙(ホームセンターで売っているカワイのバルサに入っている厚紙を愛用しています)で挟んでスチロールカッターで切ります。直方体の長いブロックを削るという方法もありますが、断面を正確に再現するため50mm厚のスタイロフォーム材作ったブロックを重ねていく工法にしています。断面形はフリーのCADソフトで描きます。

 スタイロフォームを切り出している様子です。


 肉抜きも型紙を使います。キリで穴を開けてニクロム線を通して内側をくりぬきます。肉抜きをするのとしないのとでは仕上がり重量がかなり違ってきます。

スタイロフォームブロックの接着

 D型の断面の状態になったブロックを骨組みに接着します。スタイロフォームを全部貼り終わってから底の部分も切り取ってC型にします。


 16日の作業はここまでです。接着剤はタイトボンドを使っています。接着剤がスタイロフォームの表面にはみ出すと厄介なので接着剤は最小限にします。

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