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代替ドープを試す 準備編-1

 ドープの代替塗料をテストするのですが、テストピースを作って試すのは手間と材料の無駄なので新しい機体をバルサで作って代替ドープで仕上げることにしました。

代替塗料

 代替ドープはルアー用のセルロースセメント(ルアー塗料)と酢酸セルロースペレットをアセトンで溶かしたもの(ペレット塗料)の2種類を試すことにします。今回はアメリカンフラワー用のディップ液は価格の点で選択肢から外します。
 コストパフォーマンスの点ではペレット塗料が一番ですからこの塗料の性能が良いことを期待します。

 さて酢酸セルロースペレットが届きました。CAの所にチェックが入っていますが、CAとはセルロースアセテート(Cellulose Acetate)=アセチルセルロース=酢酸セルロースのことでしょう。

 入金確認のメールが来た翌日に届きました。送料はかかるのですが店頭で買おうとして交通費を掛けたり無駄足を踏むことになったりすることを考えれば便利です。
 早速塗料を作ってみます。

 ホームセンターで買ってきた塗料用の100ccの缶に約10gのペレットを入れてアセトンを50gくらいいれました。

 数時間後にチェックするとぶよぶよの寒天状になっています。

 一晩明けたら一様の透明な溶液になっていてドープそのものです。

 酢酸セルロースの耐グロー燃料性を調べるために燃料の中にペレットを入れてみました。樹脂としての酢酸セルロースの耐溶剤性は高いんでしょうが性能向上のために添加されている可塑剤などが影響されるかもしれません。

 3%ニトロの自作ひまし油系燃料に対しては大丈夫そうです。青い色が付くのは相手がポリプロピレンでも避けられないので許容します。
 20%ニトロの市販合成油系燃料でも試しましたが大丈夫そうです。


 セルロースセメントの方はすでにあるので塗料の準備は整いました。

新しい機体

 グローエンジンを搭載する機体を作って実運用での耐グロー性を試しても良いのですが最近のEVシフトの流れに乗って電動機にします。
 過激に飛ぶファンフライ機や3D機(ところでファンフライと3Dの違いは何なんでしょう)では消耗が激しくて高級?なドープ仕上げではもったいないのでおとなしく飛ぶスポーツ機にします。
 塗料がすでにできているのでさっさと試したくなりました。機体が出来上がってから塗装するのではなく、尾翼などを先に作って使用感を試すことにします。
 乞うご期待!

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