エンジン機のキャノピーをスタイロフォームで作る-2
後部のスタイロフォームブロック
後部のスタイロフォームのブロックは現物に合わせて修正します。45度の角度はこんな具合に切り出します。
スタイロフォームの後ろが45度にカットできました。
前のブロックと後端材に密着するように削って取り付けました。
さらにもう一つのブロックを切り出して、
こんな具合に接着すると後端材がかなりしっかりしてラッチユニット(?)を取り付けやすくなります。
接着剤が乾いてキャノピーの取り回しができるようになったのでスタイロフォームの下の部分を切り取ります。斜めの枠が来るところはスタイロフォームのブロックにあらかじめ切り込みを入れておいたので簡単に切り取ることができます。
整形とラッチ部の工作を前にしたキャノピーと、肉抜きのために切り離したスタイロフォームです。
肉抜きした分を測ってみると30g弱です。
整形と表面処理の前のキャノピーの重さは接着剤を含めて23g弱です。バルサの骨組みが約5gでしたから残ったスタイロフォームの重さは20gを切ります。
肉抜きをしなければ50g強、肉抜きをすればその半分以下になるのですから肉抜きはする価値があります。
ラッチユニット回りの工作
ラッチ回りは自作の「ラッチユニット」(?)を取り付けます。キャノピーラッチの既製品もありますし価格もそれほどでもありませんが、製品に合わせて機体側を加工しなければならないので手間は似たようなものだと思います(既製品のラッチは使ったことがないのでよくわかりませんけど)。こういうところの工作が楽しいんですよね。
ラッチユニットは外径3mm・内径2mmのノイズレスチューブ、1.8mmのリンケージロッド、ホームセンターで売っている押しばね(ボールペンのバネでも十分)、ホイールリテーナー、薄めの合板で作ります。
ノイズレスチューブを瞬間接着剤で合板に接着してラッチの軸の軸受けにします。
胴体側にラッチの軸を差し込み、ラッチの軸受けの位置を決めます。
位置が決まったらラッチの軸受けを合板の部品で固定します。
両側から固定すれば後端材と軸受けが一体化します。
ラッチを前後に動かすつまみ(3mmビス)のガイドを取り付けます。
スタイロフォームの端材で作った部品を接着してラッチシステムをキャノピーと一体化させます。この程度の工作でもキャノピーを持って機体を持ち上げられる程度の強度が確保できます。
11月17日の作業はここまでです。後の作業は全体の整形と表面処理です。