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ルフト改とNGH-2の飛行

 11月6日土曜日、NGH GT9-Proの運用法が固まったので確認のためNGH-2を飛ばしに行きました。

 NGHのニードル位置の変化の原因がダイヤフラムの硬化なら、早めにガソリンをなじませておけば症状は改善されるのではないかと考え、飛行場到着後すぐ(9時48分)にタンクにガソリンを入れ、チョークバルブを閉じて初爆が来るまでスターターを掛けてキャブレターまでガソリンを導きました。

ルフト改

 ガソリンがなじむまでの時間つぶしのため癒し系の軽めの電動グライダーを飛ばします。ヨシオカのルフトから主翼を始め色んな部品を流用していますから機体の名前は「ルフト改」にしました。赤のフィルムで補修したところがワンポイントになっています。

中央翼の後縁をちょん切ってフラップにしてバタフライ機能が使えるようにしました。着陸が非常に楽になりました。
胴体は単なる四角い箱にして手軽に作りましたがハッチは凝りました。


ハッチを固定するラッチは、お金を出して買えば何百円かしますが、ボールペンのバネ、コントロールロッドやノイズレスチューブの端材で自作すれば経済的にオーダーメードの製品が出来上がります。というか、この構造に適合する既製品はないでしょう。ラッチ回りの工作については作成途中の写真があったのでアップするかもしれません。

ルフト改は軽いのでサーマルに敏感に反応します。20mくらいの高度から弱いサーマルを捕まえて粘って上げていくという飛ばし方を楽しんでいます。珍しくカモメがサークリングしているのでカモメと一緒のところを撮りました。翼の形がトンビと違うのがお判りでしょうか。

NGH GT9-Proの検証運転

 NGH GT9-Proのニードルセットが飛行ごとに変わる原因について一応の仮説を立てました。今回は仮説の検証の意味を込めて運転します。
 キャブレターにガソリンを満たしてから30分後に前回飛ばした日の3回目の飛行のときのニードルセット(12時~6時)で始動したところ、混合気が薄くてフルスロットルに近い領域で回転が続きませんでした。ガソリンをキャブに導いて30分置いただけではダメなようです。
 写真を貼り付けていきますが、回転計の数字ではなく、高速ニードルの位置に注目してください。

高速ニードルを90度以上開いて2時~8時にすると回転数は9,600 rpm、時々9,700 rpmまで上がります。これで2回飛ばしました。

 2回飛ばして着陸後に回転数を測ると2時~8時のニードル位置では7,800 rpmまで落ちていて、吹き上がりも悪くなっています。エンストするほど不安定になっていないのが救いです。

結局12時~6時まで高速ニードルを絞って9,600 rpmを得て3回目を飛ばしました。このニードル位置はこの日の最初の位置とほぼ同じです。この時点でキャブにガソリンを導いてから2時間以上経っていて運転時間は15分くらいです。

検証運転のまとめ

 この日のニードルの設定の変化をまとめると、最初の運転では前回飛行したときの最後の設定では燃料供給量が足りなくて回らなかったが、飛行回数をこなすと前回飛行したときの最後の設定で燃料供給量が適正に戻ったということになります。燃料供給量の変化が硬くなったダイヤフラムの柔軟性が戻ったためだとすれば、キャブレターにガソリンを回して30分程度ダイヤフラムをガソリンに漬けておくだけでは柔軟性は戻らず、実際に運転しなければならないということになります。運転のたびにニードルを調整するという面倒くさい運用を続けなければなりません。


 この日はOS65AXにE4010Aマフラーを付けて飛ばしている人がいたので音を聴き比べました。音量は同レベルですが、NGH GT9-Proの方はバリバリいう高周波音が消しきれていない感じでした(バッフルがはいっていないからしょうがない)。「ガソリンじゃないみたいだね、グローと同じ音だね」との評価を頂きました。以前、「パワフルで静かな飛行を目指して」というシリーズを投稿しましたがそこそこパワフルでそこそこ静かな飛行が実現できています。


おことわり

 ラジコン飛行機関係の個人運営のサイトやブログでは所属クラブの仲間たちの飛行機を紹介することがよくあります。というか、クラブの活動を発信することが目的のサイトなりブログがあります。そういう記事は見ていて面白いですね。「あんたの所ではどんな活動をしているんだ」と興味を持つ人がいるかもしれませんが、僕は仲間の間の何とはなしの取り決めにより、クラブの宣伝をしないことにしています。ですから僕のブログに登場するのは基本的に僕の機材だけですのでご了承ください。

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