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小型ガソリンエンジンRCGF 10cc 奮闘記⑪ 迷走編-2

 11月1日の月曜日の午後、飛行場に誰もいない時間帯を狙ってRCGF 10cc REの純正マフラー仕様(爆音仕様)と純正マフラーにサブマフラーと追加の小型サブマフラーを付けた仕様(消音仕様)での運転試験をしました。飛ばしたくならないように主翼とカンザシは持っていきませんでした。カウルを外した状態で運転します。プロペラはSAILの13×6、オイルはスズキのCCIS、混合比は20:1です。


実験結果

 

爆音仕様9,200 rpm(運転開始1分後)、始動直後にフルスロットルにすると9,500 rpmに達しますが約1分後に9,200 rpmに落ち着きます。破裂音を伴った野太い音がします。


消音仕様8,500 rpm(運転開始1分後)、シリンダーフィンに触れる程度まで冷やした後に再始動し、フルスロットルにすると8,900 rpmが出ますが段々と回転が落ちていき、8,500 rpmで落ち着きます。音はうるさい2サイクルのグローエンジンレベルです。


ものは試しということで、内径6mmのレデューサーを仕込んだパイプを小型サブマフラーの尾管に差し込んだ仕様も試しました。「消音強化仕様」です。


消音強化仕様8,600 rpm(運転開始1分後)、消音仕様と同様、フィンに触れる程度まで冷ましてから始動しました。始動直後は8,900 rpmが出ましたが1分運転すると8,600rpm付近に落ち着きました。現行消音仕様より回転が上がっています。エンジンが熱くなったら回転が落ちるかと思って3分くらい回しましたが回転は落ちません。ときどき087まで上がります。音は現行消音仕様より静かであることは確かです。

実験のまとめ

 爆音仕様では9,200 rpmが出ました。これは10月23日、30日と同じ数字です。消音仕様で8,500 rpm、消音強化仕様で8,600 rpmです。いずれの仕様もエンジンが熱い状態での数字なのでイコールコンディションだと思います。消音仕様にすると結構出力が落ちる結果になりました。
 また、消音仕様で10月30日に9,100 rpmが出ましたが、11月1日の実験ではこの回転数は出ませんでした。

深まる謎

 同じ日に爆音仕様と現行消音仕様を試したのは10月28日と今回の実験をした11月1日だけです(10月28日の実験は記事にはしていません。)。
 10月28日の実験では純正マフラー(爆音仕様)からサブマフラー付き(現行消音仕様)に替えたときの回転数の低下は700 rpmくらいです。今回の実験でも9,200 rpmから8,600rpm又は8,500 rpmまで600~700 rpm下がりました。
 それにしても10月30日に現行消音仕様で9,100 rpmが出た理由がわかりません。着陸直後は8,900 rpmまで下がったのですがそれでも11月1日の回転数を上回っています。これが第一の謎です。
 もう一つの謎は現行消音仕様の排気口を絞っても回転が落ちなかった(むしろ上がった?)ことです。

謎の解明

 書いている本人が訳が分からなくなっているので読んでいる人はなおさらでしょう。10月30日の消音仕様の好結果がなぜ生じたか、排気口を絞ってもなぜ回転が落ちないかを解明したいと思います。
 10月30日の飛行前の9,100 rpmはまだエンジンが熱くなり切っていない状態で出た数字、着陸直後の8,900 rpmは場周飛行と着陸進入でエンジンが冷えたため出た数字の可能性があります。現行消音仕様で始動直後、飛行直前、着陸直後の回転数を改めて取ってみる必要があります。
 排気口の口径の影響も対照実験ができるように工夫したいと思います。

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