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エンジン機のキャノピーをスタイロフォームで作る-7 色塗装下地完成

塗装下地作り

 キャノピーの塗装下地作りの工程です。上塗りの2液性ウレタンのシンナーが侵入しない層を作るのが主な目的です。

 まず、マイクログラスを貼ったキャノピーを軽くサンディングします。続いてグラスの裏側にエポキシ樹脂が回っていないところがなくなるようにもう一度エポキシ樹脂を塗ります(すり込みます)。主剤・硬化剤合計で2gをすり込んでこういう状態になりました。水性ウレタンだけでシンナーをブロックするのは心もとないのでこの工程を踏みます。
 次に色塗装の下地をなるべく平滑にするようにタルク入りの水性ウレタンをスポンジブラシで塗ります。タルクを入れ過ぎるとシンナーが浸みこみやすくなるような気がしますので、容量でタルク1に対して水性ウレタン2くらいにします。

 1回塗ってペーパーをかけ、2回目を塗った後の状態で40.6gです。グラスの目がほとんど消えてスポンジの跡が残っています。写真は載せませんでしたが1回目を塗ってペーパーをかけた時点では38.8gでしたから2回目の塗料の分の増加量は1.8gです。

 2回目の研磨が終わった状態です。グラスの目はほぼ消えました。樹脂だまりになったところでウレタンの層を削りきってしまったところもあります。あまり削ってエポキシ樹脂とグラスの層が薄くなっては困るし、厚塗りして重量が増えても嫌なのでこれくらいにします。2回目を塗った状態で40.4g、ペーパーを掛けた後で39.3gですから、削った分は1g以上、2回目に塗った塗料の半分以上を削り落としました。
 ここまでの重量の変化は、
 スタイロフォーム整形完了:22.8g(うち、バルサの枠4.5g)
 エポキシ処理前の下地作り:28.3g(+5.5g、水性ウレタン分)
 エポキシ処理      :37.7g(+9.4g、エポキシ樹脂とマイクログラス分)
 色塗装下地完了     :39.3g(+1.6g、水性ウレタン分)
接着剤を含まないスタイロフォームのブロックの重さは18g以下だと思います。エポキシ樹脂、マイクログラス、塗料の重さが16.5gですからスタイロフォームのかたまりをエンジン機に使えるレベルの強度にするにはスタイロフォームとほぼ同じ重さの処理が必要だということです。ここまでで現行品とほぼ同じ重さになってしまいました。色塗装は軽く済ませたいところです。

マスキング

 キャノピーの内側はスタイロフォームがむき出しです。ここに吹き付け塗装のミストが回るとボソボソになりますからしっかりマスキングします。
 これで2液性ウレタンを吹く準備ができました。


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