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カウルの固定は磁石じゃだめそう

 初飛行でへこんだりむしれたりしてダメージを受けたカウルをどうにかすることにします。
 補修するより作り直す方が良いのは前のブログで書いたとおりですし仕上がりが良いのですが補修方法でいいことを考え付いたので試すことにしました。「いいこと」というと大抵はろくでもないことなんですけどね。

軽量紙粘土で発泡素材を補修

 「ふわっと軽いねんど」とか「ふわふわかる~ん」のような軽量紙粘土は発泡素材にもけっこう食いつきます。
 これを試すことにします。補修した後であまり重くなっていなかったら成功です。

 むき出しの発泡素材を水で湿らせて「ふわっと軽いねんど」の食いつきを良くします。粘土をくっつけただけだとぽろっとはがれますからね。

 次に水を加えてトロトロにした「ふわっと軽いねんど」をなすり付けます。

 ベタベタの状態では盛り付けにくいのである程度水気が飛んだらコールドジョイントにならないように適宜水で湿らせながら表面より盛り上がる程度まで盛っていきます。
 こんなことをしていると「バルサの枠組みの上に軽量紙粘土でお椀のような形を作ってカウルにしてもいいんじゃないの」という考えが浮かびました。気が向いたら試すかもしれません。


 木曜以降が雨模様になるという天気予報なのでカウルの「ふわっと軽いねんど」がまだブヨブヨしている状態でEPぴこりんの調整飛行に出かけました。

カウルの固定は磁石じゃだめそう

 垂直降下で起き癖が出るかとかナイフエッジでの癖とかを見ながら4分くらい飛ばしたところで「ブチッ」という音がしてプロペラが飛びました。
 グライダーでもコレット式のプロペラマントを使っていますが「ギュッ」という感じでブレーキをかける仕様(プロペラが回転する慣性でナットが緩む力が加わるはずですよね?)で運用してもプロペラが外れたり緩んだりしたことはありませんから合点がいきません。

 調べてみるとカウルに新しい傷が付いていました。プロペラに当たったのは明らかです。ひょっとしたら飛行中にカウルが飛び出してプロペラを押し出した結果、プロペラがマウントごと外れたのかもしれません。
 F3A機で冷却空気がカウルの中にこもってカウルが膨らむという話を聞いたことがあります。カウルにこもった冷却空気で押し出されたのかもしれません。
 カウルが当たったことでプロペラが外れたのではないにしてもカウルの固定方法は見直さなければなりません。現場に居合わせた電動機のベテランも磁石じゃだめだという意見でした。作り直した方が良いですね。
 まあ、乗りかかった舟ですから軽量紙粘土で補修する作業はつづけるんですけど。

その他の粘土作業

 粘土が乾くのに時間がかかりますから、カウルの補修、人形の腕の整形、手首から先の整形の三つの作業を交互に進めます。

 人形は人間らしくなってたような気がします。

 石粉粘土の操縦桿と右手はまだ女性の手という感じにはなっていませんが段々完成度が上がってきました。指まで再現しているこだわりをご覧ください。

粘土について

 今回使っている「ふわっと軽いねんど」は一旦乾いても水で湿らせるとまた柔らかくなります。また、乾いた後に弾力が残るのでカッターで切ったりサンドペーパーで削ったりの作業は難しくなります。
 同じ軽量紙粘土のくくりでも乾いたら水で柔らかくできないもの(耐水性が出る)、乾いた後に硬くなって刃物などでの加工がしやすいものなどいろいろなものがあるようです。ラジコンファンの方々が軽量紙粘土でかなりの品質の人形を作っているのを見るといろいろ試してみたいものです。


 石粉粘土は加工が楽でしたが仕上がりが重くなるのが残念です。

 写真の前回作の「こてる」さんは顔の表面だけを石粉粘土にして重くなるのを防ぎました。正直「ふわっと軽いねんど」だけではおでこ、鼻、頬っぺた、おとがいなどの凹凸は表現できなかったと思います。

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