代替ドープ仕上げの電動機 目止めはすぐには終わらない
絹張りは終わったのでドープ作業を進めて塗膜を作ります。僕は完全に絹目が見えなくなるまでドープを塗ることはせず一様にぎらつく状態になったら終わりにしています。でも、そこまで仕上げるにもかなり塗らなければなりません。
代替ドープの第2ロットが品切れ
飛行場で代替ドープを塗りましたが主翼とエルロンを2回塗ったところで酢酸セルロースペレット20gを溶かした第2ロットを使い切りました。
ここまでの塗装回数は少ない所で延べで4回くらいでしょうか。まだ表面全体がぎらつくまでにはならず、絹の手触りが残っています。
窓の部分に毛が付いているのがみえますがハケから抜けた毛にしては細すぎます。明らかに家で飼っているネコの毛です。ネコをなぜてやると人間の体も毛だらけになります。
ネコをなぜた後のトレーナーの袖口の状態です。この毛が代替ドープに紛れ込むわけです。
第1ロットの10gと第2ロットの20gで確実に30g重量が増えていますが表面強度が上がっているので許容範囲内です。
最初のうちは絹に浸み込む分が多いので塗料の消費が激しいものです。帰宅後新たに代替ドープを調合しました。
約20gのペレットを100ccの缶に入れて・・・
アセトンを缶の8分目くらいまで入れます。これで大体樹脂分が20%くらいの塗料ができます。
コクピットの工作が続く
この日は計器板の作成を始めました。
何をしている写真なのかと言えば計器板の型紙を作っているところです。厚紙を細かく切ってハッチ外板の内側の形を写します。
完全に形を写すことはできませんがだいたいの形を紙に写します。
型紙にならってバルサの計器板を切り出します。ちなみにこのバルサも1mmバルサを2枚貼り合わせたバルサ合板です。
計器板が上手く納まりました。なんか実機ぽくなっていませんか?
計器板は水性塗料で塗装する予定ですがバルサに水性塗料を塗ったらそっくり返る恐れがあります。そこで、水が浸み込まないようにマイクログラスをエポキシで貼り付けます。重くはなるのですが厚紙よりは軽くできる感じです。
せっかくエポキシ樹脂を調合するのでエルロンサーボベッドにも追加のエポキシ処理をします。
まず、縁をマジックで赤くします。ハッチを主翼に取り付けたら木口が見えたので見映えをよくするための細工です。・・・写真がぶれてますね。
追加のエポキシ樹脂をスポンジで塗ります。これで主翼の絹張りドープ(代替塗料ですけど)の風合いとマッチさせる予定です(マッチすりゃいいんですけど)。左は塗った後、右は塗る前です。
エポキシ作業のときはラテックスの手袋をすることを強くお勧めします。