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主翼カンザシを太くする、マネしないでね。ドープの代替塗料

 僕が持っている飛行機は1.6㎏から2.5㎏の間に納まっています。ということで主翼のカンザシを使いまわせるように同じ太さでそろえています。
 以前のブログで書いたように太さをそろえたはずですが実際には19mmと3/4インチ(19.05mm)の2種類があります。
 最近、ハードランディングで強いGが掛かって主翼が壊れずにカンザシだけが曲がるという珍しいケースがありました。この機体では19mmのカンザシでカンザシ受けのパイプを作ったので手持ちの3/4インチのカンザシが入りません。19mmのアルミ製のカンザシパイプが品切れになったので買おうとしましたが頑丈な19mmのパイプが見つかりません。仮にあったとしても継続的に入手できるか不安があります。
 ということで別の手を考えました。

カーボンパイプを太らせる

 行きつけの模型屋さんに18mmのカーボンパイプがありました。入手性が良くて長さは1mですから3本は取れます。これを19mmに太らせればカンザシになりそうです。

 カーボンパイプはかなり肉厚で主翼が折れてもカンザシは再利用できそうです。強度的にはフルサイズのF3Aにも使えそうです。

 クラフト紙を3周巻くとブカブカですが4周巻くと太過ぎて入りません。

 クラフト紙を3周、コピー用紙を1周でちょうどよくなりました。


 カンザシを自作するとかこんな具合に太らせて大丈夫でしょうか? テレビのアンテナレベルのアルミパイプをカンザシにしてダイブから引き起こしたら主翼の上反角が強くなってしまった例を見たことがありますから心配です。今回のカーボンパイプは強度は大丈夫そうですけどね。
 こんなけち臭いことをしないで径が合うカンザシ用のパイプなりシャフトを使う方が良いに決まっています。これで実際に飛ばして大丈夫かはまだ試していないのでこういうことはマネしない方がいいでしょうね。

ドープの代替塗料?

 カンザシパイプの表面が紙のままだとボソボソになるでしょうからドープの代わりに使えないかと思って買っておいた釣りのルアーをコーティングするのに使う「セルロースセメント」を塗りました。この塗料?はドープとは違ってセメダインCのような感じです。


 ラジコン技術にもこれかこれの類似品をドープの代わりに使うという記事がありました。テストピースですでに実験していますがその限りではドープの代替になりそうです。
 写真は絹を貼ってから3回塗った状態ですがもう絹の裏側に塗料が回らなくなっています。肉持ちが良いので絹の目はすぐに埋まり、ドープより作業性は良好です。
 この「セルロースセメント」については以前にも記事にしてます。ラジコン技術のマネじゃありません!(謎の強調)。

 このほか、「アメリカンフラワー」を作るときに使う樹脂もドープの代わりになるという情報も教えてもらいました。

 アメリカンフラワーなら我が家にもあります。写真のやつは妻の友人が作ったもので花びらや葉っぱは完全にプラスチックになっています。ちなみに写真の左下の赤べこはアメリカンフラワーではありません。
 アメリカンフラワーでは針金の枠を「ディップ液」というものに浸けて引き上げて膜を作ります。
 アメリカが発祥ですからエアログロスで出していたCABドープ(アセチル・ブチルセルロース)のたぐいでしょうか。東邦化研のドープは酢酸セルロース(アセチルセルロース、セルロースアセテート)と書いてありました。

 このディップ液を調べてみるとお値段が160ccで1,690円です。小型機ならこれでいいかもしれませんけどお値段がね・・・。

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