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ドローン登録システム、特定区域とリモートID機能搭載免除機

 表題だけでは何のことか分からないと思います。


 令和4年6月20日の改正航空法の施行後に登録したリモートID機能なしの無人航空機はその機体を飛ばすことができる特定区域以外で飛ばすと違法になります。
 というわけで、僕らのクラブでは令和4年6月20日以降に登録した機体が発生する都度、僕らのクラブが届け出た特定区域にその機体の登録記号を追加しています。

改正航空法施行前に登録した機体は特定区域を飛ばす機体の一覧に追加してはならない?

 2月7日までに2名のクラブ員から合計5機を登録したとの連絡を受けたのでいつもの通りその5機を僕らが届け出た特定区域で飛ばす機体に追加する届出をオンラインで出しました。
 すると2月8日に国交省からメールが届きました。「おっ、もう届出の確認作業が終わったのか。仕事が早い」と思って開いてみると違いました。

 追加しようとした5機のうち、2機が令和4年6月19日以前に登録されていた機体だからその2機を削除して3機を追加する形で届出を修正しろということです。
 つまり、元々リモートIDの搭載が義務でない機体を特定区域で飛ぶ機体として追加してはいけないということです。

修正要求には従うけど・・・

 特定区域上空を飛ぶ無人航空機に航空法施行前の機体が混じっていても不都合はないだろう。そもそも実際に飛んでいるんだし。「そのまま届出を受理すりゃいいだろ貴局において当該届出を修正することなく受理するよう希望します」と抵抗しても徒労に終わるでしょうから届出を出しなおすことにしました。


 届出がどんな状態かサイトを開いて調べるとこんな具合です。

 届出状況が「修正対応」になっています。メールの通り修正して「再提出」しろということでしょう。「再提出」を押して画面を進めました。

 追加する予定だった5機がそのまま書いてあるので、5機のうち2機を削除して3機を残して新たな届出として再度提出しました。
 確認のメールをやり取りして「届出が提出されたよ」ということになったので、ドローン登録システムで確認すると、

 「届出状況」が「修正対応」から「届出事項確認中」に替わっています。これは特定区域に機体を追加したときに出るのと同じメッセージです。どうやら出しなおした届出の確認作業に入ったようです。確認作業が終わって「届出完了」になることを祈ります。
 「届出番号」の欄の枝番号をご覧ください。今回出した変更届出の番号が「-12」になっています。僕は特定区域の届出を昨年6月20日の改正航空法の施行日に提出したのですが、すでに変更届出が12回目になっているということです。特定区域で飛ぶリモートID機能がない機体が増えるたびに届出の変更として届出を出しているわけです。

楽なシステムにならないかな

 変更届を出す手間は大したことはないのですが国交省での確認作業に時間がかかります。しかも、「届出事項確認中」の状態では新たな機体を追加したくても、システムの仕様から変更届出を出すことができません。年末から新たな登録機が増えているので追加したくても届出を出せない機体がスタックしている状態です。
 具体的には届出待ちの機体の登録記号をExcel表に保存しておき、「届出状況」が「届出事項確認中」から「届出完了」になったら直ちにオンラインで届出を出すという流れです。
 実は、2月7日に届出を行ったのは、2月7日に前回の届出のステータスが「届出完了」になったから、それまでに届出を出せずにいた5機分(実は3機だった)を追加する変更届出をしたということです。


 クラブの所属メンバーとその使用機体、そのクラブの特定区域がシステム的に紐づけられればクラブの担当者も国交省の担当者もハッピーになれるんでしょうがどうでしょうか。
 いちいち変更届出を出すことなく、特定区域の届出を出したクラブに所属するメンバーがリモートID機能なしの機体を無人航空機登録するとそのクラブの特定区域に自動的に追加されるようになれば楽なんですが・・・そんなことはなさそうですね。


 今後どうなるかは、ラジコン技術を読んでもラジコン電波安全協会に聞いても良くわかりません。

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