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ペットボトルでキャノピーを作る-7 ペットボトル工作の注意点

 このシリーズはペットボトルの工作のはずでしたが「コクピットを作る」方向に脱線しました。方向を修正してペットボトルの工作に戻ります。

ペットボトル工作の教訓

 納得のいく製品ではありませんが試作品レベルの構成部品ができました。ペットボトルでキャノピーを作る動画やブログの記事はたくさんありますが、「こういうことをすると失敗する」とかペットボトル製キャノピーの欠点というものはあまり紹介されていません。
 ということなので、ペットボトルを加工して得られた教訓というか注意点を失敗作試作品を作成した経験から暫定的にまとめます。

詰め物はみっしり詰める

 前の方は家にあった1ℓのペットボトル(強炭酸水、66円、妻が飲んでいるもの)でも作れそうでした。

 型をペットボトルにただ突っ込んだ状態でガスコンロであぶってみます。

 長時間、高い温度で加熱すれば縮むことは縮みましたが強く縮んだところが白くなってしまいました。縮みすぎると組成が変化するのでしょうか、理屈はわかりませんが白くなる現象は確認できました。

 こうしたことを防ぐためには詰め物をしっかり詰めてあまり縮まなくても型になじむように工夫しなければなりません。糖尿病のリスクを冒してやっとのことで1.5リットルのサイダーを飲み切ったので後ろの方の作成にかかることができます。

 これはガスコンロであぶって縮めた状態です。前の方をもっと加熱すれば型になじみますが利用するのは後ろ3/4くらいですのでこのくらいにしておきます。

 前の部分と組み合わせればキャノピー全体がまかなえます。前と後がツライチでつながるようにトリミングして、つながるところにフレームを付けて前後分割式ということにすれば見ばえが良くなると思います。20年くらい前に横開きで開閉する分割式のキャノピーを作ったことがあるのでその記憶を頼りに作ることにします。


 今の時点で確保できている試作品でもキャノピーを完成させられますが、まだ計器板が歪んで見えるので納得できません。空のペットボトルが確保できたらもう少し良い品質のものにしたいと思います。
 2本目の1.5リットル88円のサイダーを飲み始めたところですがいくら頑張っても全部飲むのに3日はかかります。家族(妻とネコ)の協力も得られないので苦しいところです。


 ところで普通のスーパーで買う1.5リットルのサイダーが128円なのに業務スーパーでは88円なのはどういうことでしょうか。

パーティングラインと金型の傷

 写真では分かりにくいのですが、型から外したキャノピーを点検するとペットボトルの底と胴体の部分の間のパーティングラインが消えずに残っています。パーティングラインの上の傷は金型由来のものらしく、ペットボトルが縮んでも消えません。
 こういう欠陥の直し方は難しいらしく、動画でペットボトルキャノピーの製作をしている人の中にはパーティングラインや金型に刻印されたロゴが製品に移らないようにボトルの向きに気を付けろと注意している人がいます。
 アマチュアが作るペットボトルのキャノピーはこんなもんだと妥協すればよいのですが消せるに越したことはありません。プラモデルのキャノピーのつや出しの仕方が使えそうなので試すかもしれません。

アイロンで直すのは難しい

 しわがよったところがあるのでアイロンで直そうとしました。型から抜く前ならどうにかなりましたが型から抜いた後は無理でした。

 ご覧のとおり製品全体が歪んでしまいました。局部的に加熱しても応力が解放されて全体がゆがむということでしょうか。

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