こてる32を作る-34 各部の作業
いろんなところの工作が最終段階になりつつあります。
胴体ハッチ
ラッチ回りの接着剤が固まったのでスタイロフォームの整形を始めました。
光っているところが削っていないところです。いろんな方向から確認しながら納得のいくまで削ります。
スタイロフォームは加工が楽であっという間に削れてしまいます。バルサのカウルを整形するのとはかなり違います。
裏側はこんな具合です。キャノピーを作るたびにスタイロフォームの肉厚が薄くなっています。スタイロフォームのままだと握りつぶしそうですが強度はマイクログラスの層で確保するので問題はないと思います(この考えでいいんすよね)。
全体にスエード調になりました。後ろのレジ袋に入っているのはキャノピーの部分を作った時のスタイロフォームの切りくずです。歩留まりが悪いことが分かります。
キャノピーの前の方でスタイロフォームとバルサの間に段差が見えます。この部分はバルサの所まで削るとスタイロフォームの厚さが2mmくらいになってしまうので厚みを確保しました。
とりあえずゴリラウッドグルーをすり込んで強度を確保して、残った隙間はバルサパテで埋めることにします。
重さを量ると約16g。寸法が小さいこともあって軽めですがこれからどんどん重くなります。
スタイロフォームの部分に1回目の水性ウレタンを塗ります。
胴体ハッチのグラス張りは胴体の他の部分と一緒にする予定です。
カウル
ハッチの固定は前の方でノックピンを引っかけて後ろのラッチで止めるという仕組みに落ち着いていますが、カウルの固定の仕方はまだ「これだ」という方法に到達していません。
頻繁に付け外しするところではないのでねじ止めでも良いのですがそれでは面白くないので工夫してみます。
固定する仕掛けを仕込む前に形を大体作っておくことにします。
胴体側のノックピンを受けるジュラコンブッシュがちゃんとくっついているので位置はずれなくなっています。
カウルがずれなくなったところで胴体にカウルをくっつけて胴体と一体化して整形します。サンディングブロックにマスキングテープが貼ってあるのは削りたくないところを削らないようにする工夫です。
それぞれの構成要素ごとに整形していい感じになっても一体化させるとカーブが連続しなことがあります。いろんな方向からチェックして滑らかなカーブにします。
脚取付け部カバー
脚取付け部カバーに脚が通る切り欠きを作ります。5mmのしんちゅうパイプで作ったポンチが活躍します。
胴体に付けるとこんな感じです。
カバーの後ろの空気の出口を増やしました。シリンダーの冷却風の抜けがよくなるわけではありませんが、カバーの内側にこもった空気が抜けやすいようにした方がいいんじゃないかと考えてのことです。
いったん付けたら脚を修理するとか以外には外すものではないので胴体への取付けはねじ止めにしました。
カバーの取付けステーに台をねじ止めして台を胴体に接着します。ネジを外せば代が胴体に残ってカバーだけが外れる仕掛けです。
動翼の整形
動翼の整形もしました。飛行場になかなか行けないのでベランダでやりました。
寒いので1時間で切り上げましたがエルロン、方向舵、昇降舵の整形がだいたい終わりました。
補助翼は片側だけを削れば形になります。こんな断面を、
こんな断面になるまで削ります。
これは方向舵です。片方を削った状態ですが、方向舵と昇降舵は両側から削らなければなりません。
寒いので集中力が続かないので細かい手直しは屋内でやります。
着々と完成に近づいています。年内の初飛行も可能な感じです。