こてる32を作る-23 主翼関連の細工、エンジンカウル
右の主翼のエポキシ樹脂が硬化したので左の主翼と同様に前縁上面をプランクしました。
上下の主桁は確実につなげる方がいいだろうという考えで全面にわたってウェブを張って文字どおりのDチューブ構造にしています。
主翼関連の作業
主翼は形になりましたが結構作業が残っています。
後縁に10mmバルサのヒンジ台を付けました。根元のリブの後縁はアラインメントピンを受けるので合板を貼って強化しています。
アラインメントピン受け
アラインメントピンは胴体側に取り付け、主翼側はピンを受ける側にします。以前は主翼側にピンを付けていましたがピンを強固に取り付けるのが難しいので最近は胴体側にピンを付けています。
治具を使って主翼側に3mmの穴を開けます。ドリルの刃を指でつまんで回すのでまめができそうです。
ジュラコンのブッシュがはまるくぼみを掘ってエポキシを塗ってブッシュをセットし、治具を使って固定します。
後縁のプランクの準備
ヒンジの台とアラインメントピンを受ける細工ができたので後縁材にプランクできるようになりました。
プランク材がしっくり乗るように後縁材を斜めに削ります。前縁材の加工ではリブの方にテープを貼ってリブが削れないようにしましたが、後縁材ではサンディングブロックの方にテープを貼ります。
主翼固定ラッチ関連
主翼の抜け止めのラッチは主翼に付けたFRP板の爪に胴体側のピアノ線を引っかける仕組みです。小型機で胴体が狭いのでネジで止めなどは不可能な気がします。
電動機の製作記事を見て真似をしたものですがエンジン機でも大丈夫です(僕の経験では)。
ラッチで主翼を止める工夫は以前の記事にも書いています。
こてるRCGFの再生では胴体側の仕組みを書きましたが主翼側の仕組みは書いていません。
主翼側に付ける部材はこういう部材で作ります。
こんな感じでラッチがおさまる台座を作り、これを主翼のカンザシパイプと根元のリブにくっつけます。FRPのラッチは抜き差しができる状態にして最後の最後に台座にエポキシで接着します。
台座はこのように取り付けます。実際に取り付けるのはパイプ周りのエポキシ処理の後になります。
カウルの組み立て、開始したけどすぐ頓挫
カウルの防火壁からシリンダーの前までは、上のブロックと下のブロック、左舷の板、大きな穴が開いた右舷の板で直方体を作り、キャブレター付近より前は30mm厚の機首ブロックにして直方体につなげる感じで作ります。
シリンダーやニードルバルブをかわすところは厚紙で型を取っておいてバルサに写します。
ごらんのとおり右舷側はシリンダーヘッドとニードルバルブの関係で開口部が大きくなります。
キャブレターの燃料チューブがカウルに干渉するのは想定外でした。これのせいで開口部が不必要に?大きくなって非常に気になります。
左舷側はすっきりしています。すっきりしすぎて右舷側とのバランスが取れません。
カウルにバルサを使ったのは古いバルサを消費する意味もありましたがバルサの色が胴体とかなり違います。ちぐはぐ感が強くなりそうです。
カウルの作業は作業台が使えないので始めたのですが作業台が空いたので飛ばすのに絶対必要な水平安定板や動翼の作成が優先になります。
ということでカウルの組立て作業は始めた途端にとん挫することになりました。