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ラジコン飛行機関連のブログ

こてる32を作る-24 主翼の完成が近づく、動翼などの製作開始

 勤労感謝の日は一日中雨ですから工作が進みます。

アラインメントピン関連の作業

 前日の夕方に仕込んだ主翼のアラインメントピン受けが固まりました。

 2mmのカーボンロッドに外径3mmのノイズレスチューブを被せたものがアラインメントピンになります。
 アラインメントピンを受けるジュラコンのブッシュはエポキシで止めただけですからすぐに外れます。外れないための加工は後でします。
 アラインメントピンが実質2mmのカーボンロッドで大丈夫かと言えば、フルスロットルでスナップロールをするというようなことはしない僕の飛ばし方では大丈夫です。ロッド自体は折れませんがロッドを受けるところは主翼側も胴体側もしっかり強化する必要はあります
 何年も使っているとノイズレスチューブがすり減ってきますが、その時はノイズレスチューブをこじって取り除いて新しくすることができます。


 アラインメントピンは胴体側に取り付けるのですが、表面仕上げとかの邪魔になるので最後の最後に固定します。位置がずれないようにするためのつっかえ棒的な工作だけはしておきます。

主翼の工作

 主翼も段々と仕上げていきます。

後縁部のプランク

 アラインメントピンを受ける細工が終わったので後縁部をプランクできます。

 アルミの角材を重しにしているのには理由があります。プランク材をなじませるために後縁材の断面を斜めに削ったのですが、リブとリブの間の区画を削りすぎる又は削り方が足りないとかして後縁材の直線が狂っている可能性があります。
 直線のアルミ角材で押さえれば後縁材が多少波打っても接着剤で埋めることができます。タイトボンドとかゴリラウッドグルー(水性ボンドでも)ならこういう時に融通が効きます。

最後のエポキシ処理

 主桁の後ろ側からのエポキシ処理は、主翼の剛性が確保できているので治具から降ろした状態でできます。

 カーボンロービングもポリエステルクロスもグラスに比べると跳ね返りが強い感じです。カンザシ受けパイプをくるむようにするので跳ね返り防止のための細工をします。スタイロフォームと荷造りテープの弾力でリブとリブの間で止まるようにします。


 作業する順番にロービングやらクロスを並べて、イメージトレーニングしてから樹脂を混合します。

 作業途中の状況を撮影することができました。横方向にロービングを並べた段階です。

 更に作業が進んだ状態です。左側はクロスとロービングの跳ね上がり防止のスタイロフォームを押し込んだ状態、右側はロービングを貼り付けたクロスをセットしたものの、跳ね上がってなじんでいない状態です。

 跳ね上がり防止のスタイロフォームを押し込んだ状態です。この写真では気泡があまり出ていませんが、気泡ができたら竹串やハケやらでつついてたるみを主桁側に押しやって(表現が難しい)できるだけ気泡が出ないようにします。つついているうちにカーボンロービングがきれいになじんできます。
 スタイロフォームがぬるっという感じで跳ね返される可能性がありますから1時間くらいしたらチェックします。


 10時間で手で扱える程度に硬化しました。

 跳ね上がり防止用のスタイロフォームは念のために待ち針で止めておきました。

 スタイロフォームには引っ張り出すための持ち手(離型用の荷造りテープのあまり)を付けていますから「パリッ」という感じではがせます。上下の主桁がカンザシ受けパイプもろともカーボンロービングでつながった状態になったので強度は大丈夫でしょう(多分)。
 カーボンロービングを乗せたクロスで貼りつけたのは正解でロービングのよじれが少なくなってカンザシ受けのパイプにうまく密着しています。


 ここまで作業が進むと主翼固定用のラッチの細工ができます。

 作っておいたこういう部品を取り付けます。合板で作ったものはソケット状になっていてFRPの爪は出たり引っ込んだりができます(スライドできなければ胴体側のラッチとの組み合わせのとき困る)。

 リブにFRPの爪が入る穴を開けて差し込んでおき、

 主翼の内側にソケット状の台を接着します。FRPの爪は胴体側のラッチ機構の工作が終わった後で現物合で位置決めして接着します。


 ここまで作業が進むと主翼中央部上側のプランクができます。

動翼など

 機体製作では大物というか飛行に絶対不可欠な方向舵、水平尾翼(安定板と昇降舵)、エルロンの作成が残っています。
 こういうものは簡単に作れて材料に無駄が出ないように棒材や板材の組み立て式にしています。

 組み立て途中の方向舵です。何回も言いますがリブ?の配置は梯子型より稲妻型の方が楽です。部材の精度が甘くても簡単にごまかせます。上から2番目のリブ(筋交い?)は図面よりも短かったのですが、ちょっとひねれば前縁と後縁に密着します。


 尾翼やエルロンの作り方はいつものやり方を踏襲します。同じ内容を記事にするのもどうかと思うので過去記事のリンクを貼っておきます。

 今日は方向舵の組立てが完了しました。水平安定板と昇降舵は筋交いを付ければ組立てが完了です。
 エルロンには手が出ませんでした。明日以降になります。

脱線

 僕は飛行機の製作記事をブログでアップしている人をフォローしています。
 初心者の方がチャレンジしている記事も好感が持てますし、ベテランの方の記事はいろいろと参考になる情報が得られます。
 ベテランの方の技法をいろいろとパクらせて参考にさせてもらっていますが「とてもまねできねえなあ」というレベルの技術も「チャレンジしてみようかな」という刺激になります。


 模型分野以外でもいろんなものを作る様子を見るのが好きです。ただ見ているだけでも面白いのですが、ラジコン飛行機に流用できるものがあります。
 パソコンに取り込んだロゴや自作の文字を転写する方法は手芸関係の動画をまねしたものです。バルサでないものをバルサに見せかける木目調塗装もネットの情報を見て試す気になりました。
 パイロット人形の自作にも挑戦したいので(孫娘のためのドールハウスにも挑戦したい)、現在フィギュアやドールの製作テクニックについて情報を集めています。

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