自作ホイールパンツを作り直す+新作キャノピー 2回目の塗装と研磨
8月29日の朝、塗装に出かける間際になって、塗料の運用を考え直しました。
スカイグレーの調色
ホイールパンツは東邦化研の塗料で塗装するつもりでしたがわずか数グラムの塗料のために硬化剤の蓋を開けて空気に触れさせて劣化を進めるのはどうか思いました。大物を塗るときまで硬化剤は温存することにしました。
一方、スカイグレーはキャノピーの塗装に今後も使う予定ですからいずれは作らなければなりません。ならば今作っておけ、ということになりました。
アマチュアですから色見本を見て調色するなどという高度なことはしません。ローザの白約20cc(目分量)に東邦化研の青を団子の串に一すくい、黒を1滴くらい加えます。
基本的に同じ色は二度とできません。缶の内側についた元の塗料の色を目安にして「このくらいでいいかな」という感じで作ります。
缶に継ぎ足して残っていた塗料と混ぜると、まあ、近い色になりました。黒が足りなくてスカイグレーというよりスカイブルーですが黒を足すと取り返しがつかなくなる可能性が高いのでやめておきます。
違うメーカー、違う銘柄の塗料を混ぜて大丈夫かとの懸念がありますが、1対1で混ぜるとかではなくてわずかに顔料が追加されるくらいだから大丈夫じゃないの、と思っています。バルサ色もこの考えで作っています。
まさかマネする人はいないとは思いますが、固まった塗料の再生と同様マネしない方が良いと思います。
塗装は微妙な結果
キャノピーの塗装ではエアブラシの塗料吸出し口?が詰まって塗料の出が一定になりません。
塗料が足りなくて一様な塗膜ができないところができたり、
一度できた塗膜にミストが付着してザラザラになったところができました。同じ失敗を何回も繰り返すのが凡人の悲しい所です。
キャノピーの塗装が終わりそうになるころ塗料のカスが飛び出てキャノピーにくっつきました。蛍光灯が映っているところの左下が飛び出した塗料のカスです。その後塗料の出が良くなった(吐出量が増えた)ので直後に吹いたところでタレもできました。
吹きっぱなしで完成させたかったのですが失敗塗装の見本が勢ぞろいした状態になりました。
エアブラシの詰まりが無くなったのでホイールパンツはきれいに吹くことができました。僕の場合、こういう形のものを塗るときはかならずタレができるのですが今回は大丈夫でした。
結果論ですが塗装の順番を逆にしてホイールパンツから塗装すればよかったと思います。
さらに言えば、塗装の前にエアブラシをきちんと手入れしておけば、本番の塗装の前にきちんと試し吹きをして様子見ておけば、塗装の途中でも塗料の通り道をシンナーで洗うとかの根本的な対策を立てておけばよかったのです。
そもそも再生塗料じゃ何をしてもダメかもね。
キャノピーの塗面の修正
吹きっぱなしではみじめな見た目なので塗面を修正することにしました。
タレをスクレーパーで削り取るのは塗料が硬化してからでなければ無理ですから一晩おいて硬くなってから塗面の修正を始めます。
マイクログラスをエポキシで貼ったとはいえ、芯はスタイロフォームですから力を加えると表面が沈みます。刃を軽く立ててカリカリと削ります。
切り出しを良く研いでおかないとこの技は使えません。
タレを切り出しで削った後、全体を1500番で水研ぎして削った跡とざらつきを取りました。
水研ぎのままだと表面が曇った状態なので未完成感がありありになり、吹きっ放しよりみじめです。
1500番で研いだ後でコンパウンドを掛けて様子をみました。50㎝以上離れて見ればわかりませんがペーパー目が残っています。
#4000のラッピングフィルムで水研ぎしてみました。
コンパウンドをかけるとかなり良い仕上がりになりました。
こちらは2000番のペーパーで研いだ後でコンパウンドを掛けた状態です。#4000のラッピングフィルムよりは落ちますが洗車傷が目立つ車のボディーという感じです。#4000より2000番の方が楽なので2000番にしました。
仕上げにクリヤ塗装をしてさらに磨くとか突き詰めれば鏡面に近い所まで持って行けそうですがそこまでする計画はありません。
ホイールパンツに追加のパテ盛り
ホイールパンツには新たに見つかった(埋め切れていなかった)ピンホールのほか、脱脂が不十分だったのかハジキ(後ろの方)もあります。
スカイグレーを結構厚塗りしたのですが120番のペーパー目が出ています。
ピンホールやハジキの部分はラッカーパテ(製品名かな?一般的な名称かな?)で埋めました。ラッカーパテの説明書には厚塗りしなければ1時間後にペーパーが掛けられるようなことが書いてありますがカリカリになるまで乾燥させないとペーパーの目が詰まりますから数時間放っておきます。
ホイールパンツは次の塗装(ウレタンの白)の後にペーパーの目が出て来ないように800番で研ぎました。塗膜が薄いと800番でもペーパーの目が浮いてきますが白は厚塗りするので大丈夫でしょう、多分。
こんな感じになりました。スカイグレーの色がところどころ抜けてしまいました。
最初から白を塗らず、サーフェサーでもないスカイグレーを塗ったのは、スカイグレーの上に白を塗れば塗料の量が少なくて済む(白の止まりが良くなって塗膜を薄くできる)と考えてのことでしたが部分的に色が抜けてしまったのでその目論見は崩れました。1回で色が付けばよいのですが。
キャノピーのマスキング
次の塗装はホイールパンツとキャノピーの枠の白です。
キャノピーをマスキングをします。キャノピー前方の下部は胴体と違和感が出ないようにバルサ色の木目調にする予定です。
快晴微風の朝に白塗装をしますがせっかくの機会なので白の塗装をするものを探します。何かあるかな。