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自作ホイールパンツを作り直す+新作キャノピー 白塗装

 YouTubeで本職の人がバンパーに仕上げのクリヤ塗装をする様子をアップしていました。右手にガン、左手にライトを持って塗面の状態をライトで照らして確認しながら吹いていました。塗面の状態をよく見ながら吹くのが大事なことがよくわかります。
 道具を含めしっかり準備して注意深く作業するのがプロです。プロの仕事は手際は良くても雑ではありませんね。
 いい加減な準備をして雑に作業するのが素人です。


 僕の場合、曇りの日にクリヤを吹いたおかげでまずい仕上がりになった機体があります。
 曇天では塗面の状態(表面にどれだけ塗料が乗ったか)が分からないのですがせっかく塗装に来たんだから塗装しちゃえと考えた結果です。色塗装なら塗料が乗ったところの色の付き具合である程度判断ができるのですがクリヤでは非常に困難です。


 つまり、塗装するときは快晴が望ましいということです。
 天気予報によれば台風が近づいたり前線の影響で週末にかけて下り坂のようです。快晴になっても微風にはならなそうなので薄曇りですが水曜日(8月31日)の朝塗装に出かけました。

直前の準備

 塗装に際してはキャノピーのスカイグレーの塗装での失敗を踏まえ、万全を期します。

 出発前にハンドピースを点検します。塗料を吸い出すチューブに詰まった塗料が一気に流れる可能性がありますからきれいにします。1.8mmのねじロッドが役立ちました。

 いままで塗装作業にもラテックスの手袋を使ってきましたが厚手の塩化ビニールのこっちの方が丈夫ですね。破れない限り再利用できますから左側は幾多の塗装作業を経てグラデーション状態になっています。


 塗料を薄め過ぎると垂れますから吹き付けできる限度で濃くします。

 段ボールに試し吹きして塗料の出方を確認しました。塗料を濃い目にしてエアの吐出量を増やすとエアブラシと思えないくらい塗料の粒が大きくなります。今回はこれで行きます。

ホイールパンツ

 ホイールパンツはエポキシの地が出てしまったところがあるので厚塗りしなければ色が付きません。

 最初は遠く(30㎝くらい)からまばらに吹いてザラザラな面を作ります(バラ吹き)。ある程度シンナーを飛ばしてから次の塗料を吹くと、バラ吹きの塗粒に次に吹く塗料が引っ掛かるような具合になるためか次に吹く塗料と混ざって塗膜の粘度が上がるためかタレを作ることなく塗膜を厚くすることができます。

 塗料を濃くしたおかげでバラぶきの上に1回吹いただけで色が付きました。シンナーが飛ぶ前は鏡面状態です。と言っても色が白だし写真じゃわかりませんね。

 帰宅後、蛍光灯の下で撮った写真です。シンナーが飛ぶと吹き付け塗装特有の塗装肌になります。言っときますがこういうのはゆず肌ではありません(強調)。車のボディだってこういう仕上がりになってますよね。
 僕の作品としては珍しくタレができませんでした。ホイールパンツはこれで完成で、塗料が硬化後に機体に取り付けます。

 しっかりシンナーが飛んでからの重さは左右合わせて27g、長さは130mmくらいですから寸法に対して格段に軽いわけではありませんが重いわけでもありません。
 ゲルコートも塗らない、塗装のときにサーフェサーも掛けない、という簡略工法ですがキットに付属のホイールパンツだと言えばそう思ってもらえるくらいの仕上がりになりました。素人細工でこのくらいできれば上出来じゃないでしょうか(と本人は自慢タラタラで満足しています)。

脱 線

 バラ吹きの上に塗料を重ねるとなぜ吹き付け塗装特有のあの塗装肌ができるのか、その仕組みを文系の人間が説明します。

 流動性がある間はレベリングが効いて平面になるのですが、その後シンナーが飛ぶと最初のバラ吹きのザラザラが埋め切れずにスプレー塗装特有の塗装肌が出るのでしょう。
 バラ吹きせずにいきなり塗膜を作ればこういう現象は出ませんからバルサのクリヤ仕上げではバラ吹きなんかせずに一発で塗膜を作っています(これで必ずきれいに仕上がるとは言っていない)。

キャノピー

 下がスカイグレーですし濃い目の塗料を使ったので連続した塗膜ができるように吹くだけで1回で色が付きます。

 シンナーがある程度飛んで塗料が流れなくなった段階でマスキングをはがします。 

 マスキングのミスがありました。

 硬化前なのでアルコールで簡単に除去できます。

 指紋が付くか付かないかくらいまで硬化したら団子の串を削って作ったスパチュラではみ出したところなどを修正します。塗料が柔らかいうちは修正が簡単です。もう少し早くマスキングテープをはがしたら、塗り分けのエッジがもう少し落ち着いたかもしれません。


 キャノピーはこの後、前方下部をバルサベースの木目調塗装にすれば完成です。
 マスキングのエッジが立ったところをならしたり、コンパウンドの磨きもれを磨いたりすればさらに美観が向上します(やるかどうかは気分次第)。
 クリヤの上塗りで美観は飛躍的に向上しますがそういうことはしません。

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