年金生活フライヤーのブログ

ラジコン飛行機関連のブログ

ヘッドライトの古ぼけ対策 水性ウレタンでのコーティング

 ヘッドライトの作業がどうなっているかと言えば、研磨が終わればコーティングです。月曜日(8月29日)、キャノピーとホイールパンツの塗装の後、草刈りの前にやりました。

表面の状態

 スクレーパー代わりの切り出しで削りすぎてポリカーボネートが筋状にむき出しになっています。元からのコーティング層が残っている部分と比べると風合い?が違っています。境目は水に濡らすとわからなくなりますが乾いた状態ではいくら磨いても境目がわかります。
 新たに塗るコーティング剤でポリカーボネートと元からのコーティング層の境目が分からなくなりるものが欲しいところです。
 コーテイング剤が水性(エマルジョン系)ならポリカーボネートにも元々のコーティングの樹脂素材にも害はないでしょうが境目が分からなくなるでしょうか。

水性ウレタンを試そう

 手持ちに「水性ウレタン系エマルション塗料」というくくりの塗料があります。ほとんど匂いがしないのでバルサの機体の下塗りとかいろんなことに使っています。
 成分表によれば合成樹脂(アクリルウレタン)成分が39.1%ですから肉持ちは良い塗料です。商品説明では「塗膜が丈夫で長持ち」、「強度の要求される木部の塗装に最適」なんですがプラスチックのコーティングに使えるとは一言も言っていません。「浴室など、高湿度の環境で使うものには使用しないでください」と心配になることも書いてあります。
 安易な方法ですがこれに効果があればラッキーですから試すことにします。


 水性ウレタンをスポンジハケで塗ります。全面に塗る度胸はありませんからマスキングテープで区切った区画だけに施工します。

失敗かな? 暑いときの施工はダメだった

 この塗料は乾燥直前まで粘度が低いためレベリング性が良く平滑な塗面を作れるのですがそれは涼しい屋内での話です。夏の野外のヘッドライトは熱くなっているのでハケ目が消える前に乾いてしまいます。

 乾燥後の状態です。コンパウンドで磨いた状態よりかなり透明度は上がりましたがものすごくデコボコになっているところがあります。縦と横に2回塗ったのでハケ目が網目模様になっています。僕の車のオプションパーツのコーナーポール(下手くそ棒)が邪魔になってハケを上手く動かせなくて特にひどい状態になっています。

修復はとりあえず成功

 見映えが悪いので直さなければなりません。簡単なやり方で修復します。

 800番で削っている途中の写真です。水性ウレタンはカリカリには固まりませんが水ペーパーで研げるくらいには硬くなります。

 1500番まで研ぎました。水性ウレタンの層が無くなってしまっては困るので適当なところで切り上げます。真っ白ですね。


 これをご覧ください。写真中央の部分で水性ウレタンの層がはがれています。密着性が悪いんですね。ではパリパリとはがせるかと言えばそんなこともありません。
 こんなことでは焦りません(負け惜しみが強い)。


 水性ウレタンは粘つくほどではないのですが弾力があるのでコンパウンドで磨いてつやを出すということができるかどうか疑問です(少なくとも僕はやったことはない)。
 つやを出すためのもっと簡単なやり方としてもう一度水性ウレタンを塗ります。ペーパーの目は埋まるし、ウレタンが剥げたところにももう一度塗付できます。


 レベリングが効くように湿度が高くて気温が低い日暮れ時、ヘッドライトがひんやりしていることを確認してウレタンをもう一度塗りました。

 塗った直後は薄い青みを帯びた白濁した液です。気温が低いのですぐに乾くことがなくレベリングが効いて平滑になっています。
 乾いた後になってもペーパー目は見えません。肉持ちが良いことが分かります。炎天下で作業せずに最初から日暮れ時か明け方に作業すればよかったんだろうと言われそうですし、その通りですが、失敗した塗膜もはぎとったわけではないので結果的に塗膜が厚くなるという効果もありました。
 スポンジ塗りの限界がありますから新品同様とは言えませんが曇りやひび割れは見えなくなりました。

課題もある。耐久性は?

 水性ウレタンで気になるのは「浴室など、高湿度の環境で使うものには使用しないでください」とされていることです。


 水性ウレタンを塗った次の日が雨になりました。水滴がとどまっているところが白濁しています。ぎくっとしましたが乾くと元に戻りました。
追記:塗装後時間が経つと状態が安定してきました。1年近くたつと、水滴がかなり長い間表面にとどまっていない限り白濁しなくなりました。


 雨風にさらされても透明度は維持できるか、剥離しないかなど、耐久性の評価は年明けでしょうか。


 水性ウレタンは、水性エマルジョン系ですから溶剤系のスチーマーや何が入っているかわからない市販のコーティング剤かよりは安全だと考えて使ってみました。
 水性ウレタンでダメなら建築用(風雨にさらされることが前提)のシリコン系の水性塗料かプラスチックへの攻撃性がない市販品を試すことにしたいと思います。

×

非ログインユーザーとして返信する