自作ホイールパンツを作り直す シリコン雌型の作成、本番
離型剤の実験結果
二日経ってシリコンが固まったので離型剤の効果を試すことにしました。
離型の状態はこんな感じです。いずれも型の方にシリコンが残るようなことはなく、きれいに離型できました。PVAはシリコンの方にくっついています。カリ石けんで処理したものが最も簡単にはがれました。ワックスのみでははがすのに力が要る感じです。
ワックスのみとPVAでは層と層の間が剥がれて離型する感じですが石けんでは石けんが型にもシリコンにも残り石けんの層が破壊されて剥がれる感じでした。
型へのダメージは石けんが一番に少なさそうですから離型処理はカリ石けんですることにしました。
盛り付け準備
雌型がフニャフニャだとFRP製品を作るのに不便ですからある程度の厚さの型になるように厚さの目安になる枠を付けました。石膏型のとき使った角材の使いまわしです。
カリ石けん(ハンドソープ)を泡状のまま塗り付けると乾いてもこのこのとおりです。
せっけん液を小さな容器に小分けにして筆でぬってみました。
あまり変わり映えはしません。
乾いたらペーパータオルでこすってならします。ワックスをかけたようにはなりませんがそれなりに平滑になります。
樹脂の盛り付け
コーキング材のノズルに付けておいた発泡用の接着剤をむしり取りましたがシリコンがでてきません。シリコンが固まっています。発泡用の接着剤が破れたようです。
竹串で固まったシリコンを取り除きました。3日で10mm以上の深さまで硬化が進むことが分かります。
泡を巻き込まないように樹脂を盛り付けていきます。こんなことをするのは初めてですからうまくいくかどうか非常に不安です。
330mlのシリンダーをすべて使い切りました。表面がデコボコです。シラタキみたいですね。「透明」ということになっていますが泡が入っているかどうかとかはわかりません。
アイスの棒でならしました。
うまくいったかどうか、特に気泡ができていないかどうかははがさなければわかりません。
シリコンが硬化するまでシリコン型の作業は一時中断です。
脱 線
コーキング剤は使い切ったのですがノズルのシリコンの効果防止の実験をすることにします。
この日の失敗はノズルのシリコンがシリンダに戻ったため発泡用接着剤が破れたためではないかと考えました。竹串で栓をしてその周りを接着剤で固めることにしました。