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こてるNGH、トラブル発生

 ホイールパンツの石膏雌型は乾燥待ち、シリコン雌型は実験結果待ちという状態で工作ができないので日曜日は飛行場に行きました。

 快晴微風ということで猛暑にもかかわらず年寄りたちが集まっています。この日は電動機が主力でした。


 こてるNGHを飛ばそうとしたらエンジンがかかりません。プラグを外してペラを回してチェックするとパチパチと火花が飛びます(火花は見えませんが音で分かります)。燃料系だなと見当をつけてプラグ穴とキャブからガソリンを入れてスターターをかけると入れたガソリンの分だけ回ります。

 カウルを外して調べるとチューブの中をガソリンが流れる気配がありません。ポンプがいかれていたらエンジンを降ろさなければなりません。

 ポンプ以外の原因があるかもと思ってタンク室ハッチを外すとタンク室の中にガソリンが漏れていました。

 子細に調べると給油用のチューブが外れていました。ステンレスの針金でしばっていたのですが燃料補給のときに給油パイプを引っ張りすぎて抜けたようです。
 現場で修理できるレベルのトラブルですがタンク室の中がガソリンまみれで点火ユニットをくるんでいるスポンジにもガソリンが浸み込んでいます。そのまま飛ばすのは良くなさそうです。
 配管を直してエンジンが回るのを確認しましたが、この日は飛ばすのをやめて自宅でちゃんと対処することにしました。


 こてるNGHでは、というか僕のガソリン機ではタンク室とメカ室を区分し、タンク室内にエポキシを塗っておきます。おかげで今回のようなトラブルにあっても被害が局限できます。


 家に帰ったら「ガソリン臭い」と怒られました。

 タンク室のハッチを開けて配線と配管を外してタンクと点火ユニットを外しました。

 タンクと点火ユニットをくるんでいたスポンジがたっぷりガソリンを吸っていました。洗面所で洗剤で洗ったら洗面所と風呂場がガソリン臭くなってまた怒られました。揮発成分が飛んでからオイルだけを洗剤で洗うべきでした。

 洗剤はシンプルグリーンを薄めたものです。シンプルグリーンは原油流出事故が起きたときに油まみれのペンギンの羽を洗うのに使われたそうです。油脂を落す能力が高い一方で生物に対する悪影響が少ないということでしょう。
 シンプルグリーンの油落としの能力はマジックリンのような強力なアルカリ系洗剤に劣る感じですが塗装面やむき出しのアルミに対する攻撃性は弱い感じです(僕の感想です)。
 同じ洗浄力なら普通の洗剤よりアルカリ性が弱い、人間にも洗う対象にも優しいということで愛用しています。

 ガソリンが10cc以上は漏れたようです。その30分の1のオイルが残るはずです。ガソリンが乾く前にできるだけ拭き取って、ベンジンでタンク室内を拭きました(奥様の鼻にはパーツクリーナーよりベンジンの匂いの方がましなようです。)。怒られないようにベランダで作業します。

 点火ユニットのベッドは接着剤がガソリンを吸って弱くなったのか点火ユニットと一緒に外れてしまいました。脱脂したうえで接着しました。

 T字ニップル(というのかな?)からタンクへのチューブを交換しました。

 抜け止めにステンレスの針金でチューブを縛ります。

 縛り方にも正しいやり方があるんでしょうがいろいろ探してもよさそうでマネできそうな縛り方を見つけることができませんでした。二重に巻いてラジオペンチでグイッと引っ張って引き締めてねじっています。

 出来上がりはこんな感じです。


 マイナーなトラブルなので修理は簡単ですがタンクからチューブを引き抜かないようにする工夫をしなければ同じトラブルが起きます。

 ということで給油パイプを引っ張りすぎないようにストッパーとしてタイラップを付けておくことにしました。

 あちこちいじっているうちにサブマフラーがぶらぶらしているのに気が付きました。サブマフラーの押さえを押し付けているOリングが切れかかっていて、力を加えるとOリングがちぎれました。こんなところも消耗するわけです。飛行中に切れなかったのは幸いです。

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