こてるRCGFの再生⑫、尾翼の作成
機体の形ができた後の大物の工作として尾翼、機首ハッチ、キャノピー、カウル、尾翼が残っています。
垂直尾翼と水平尾翼は胴体後部上面の風船張りに続き、22日火曜日の午後から作業を始めました。
垂直尾翼
垂直尾翼はバルサの骨組み構造です。
垂直安定板
垂直安定板は8mmの板材と棒材、筋交い(リブ?)は3mmバルサを8mm幅に切ったものです。凝った作りにはなっていません。
図面の上にビニールを置いて組み立てます。段差ができると後で修正が大変ですから重しを置きながら組み立てます。
方向舵
方向舵は再利用可能ですが壊れて補修した跡があるので新作することにしました。垂直安定板と同様、図面の上にビニールを敷いて組み立てます。
こんな形にしてから後縁が直線に付くように3本の梁(?)を整形します。
上に映っているのはどこかの道の駅の民芸品売り場で売っていたほうきです。100均にも似たようなほうきがありますが品質は雲泥の差です。100均のほうきは乗用草刈機の掃除に使っています。
この構造ではねじれ放題です。
3mm厚のバルサを8mm幅に切った筋交い現物合わせで切り出して接着します。フィルムを張ると筋交いが後縁材に食い込ん行きますから筋交いが前縁材・後縁材にくっつくところが平面になるようにサンドペーパーで削ります。
パターン機は方向舵の後縁をぶつ切りにするかラッパ状に広げるのがセオリーのようですが個人の好みとして飛行機らしくないし変な風切り音がするので普通に薄くします。
方向舵と昇降舵の後縁材はこのような構造です。ちょっと変わった作りで後縁を2×2mmのヒノキ棒にして後縁を削るときの案内にしています。後縁が波打たないようにするための工夫です。
組み上がった段階ではこのとおり段差があります後で後縁を絞る形で整形します。
胴体下部のヒレ
胴体下部のヒレを8mmの一枚板で作ると材料がもったいないし(8mmバルサはいろいろなところの整形部に使うので節約しなければならない)重くなるので5mmの骨組みに1.5mのバルサを張って合計8mmの中空構造にしました。後で後ろの方に尾輪の軸を仕込みます。
水平尾翼
水平尾翼は無傷でしたから再利用可能でしたが、安定板と昇降舵がヒンジでつながっていているので胴体に取り付けるのに困ります。昇降舵を無理やり外せば大丈夫でしょうが壊れる可能性がりますから新しく作ることにしました。
昇降舵
昇降舵もラダーと同じように組み立てます。