FRP製品の雄型をスタイロフォームで作る③ 表面仕上げ-1
カウルの雄型とホイールパンツの雄型の作業の進捗度があってきました。両方ともエポキシ樹脂での修正が終わったので塗装の段階です。
水性ウレタン
最初はタルクを入れた水性ウレタンをスポンジハケで塗ります。
今回の水性ウレタンは「なにかタルク的なものが入っているのではないか?それならシーラーとして使えるのではないか?」と考えて「つや消し」を使ってみたのですが、別に期待した効果は感じられなかったので普通にタルクを混ぜました。
塗装は何回か繰り返すのでスポンジハケは次に使うまで水に浸けておきます。
タルク入り水性ウレタンを2回塗って研いだのですが色を付けなければ表面の状態は分かりません。
色塗装1回目
色塗装ですが、僕の経験からも原型の塗装は二液性のウレタンが良いのはわかっています。でも手間がね・・・。
それにエポキシ樹脂の層の欠陥からスタイロフォームの層にシンナーが浸み込む心配もあります。
ということで前作のカウルやホイールパンツの原型にも使った水性スプレーを使います。
スプレー塗装ですから飛行場でやらなければなりません。1月22日の午後、いろんな用事を済ましてから飛行場に出かけました。
塗装してから塗料の匂いを飛ばすための時間稼ぎで飛行機を飛ばしました。
作ったばかりのカウルとホイールパンツを付けたこてるNGHです。木目調のカウルとホイールパンツはバルサにしては赤みが強すぎます。というか、こんな色の木はないような気もします。
飛行機の方はエンジンの調子がいま一つです。1月13日に8,400r.p.mしか出なかったのが8,800r.p.mまで出るようになったのですがどこまでも垂直上昇するほどの力がまだ出ません。
SlimLineのQシリーズマフラー付きで9,900r.p.m出たことがあるのでもっと回るようになることを期待します。
白を吹いた雄型を家に帰ってからチェックしました。
色は付いています。
カウルです。ピンホールとかの欠陥はなさそうで、スプレーの塗り肌が出ていますが研いでさらに吹くという工程を1,2回すれば大丈夫そうです。
ホイールパンツです。滑らかなんですけど整形不足なところがあります。パテを盛って修正した方がよさそうです。
修正
僕が使っている水性スプレーは指触乾燥後半日くらい置かないと水研ぎできません。
手で扱っても大丈夫なくらいになったところで修正します。
明らかにへこんでいる所(整形段階できちんと整形していればこういうことは起きない)は水性のバルサパテを盛り、ピンホールレベルの所はビンに吹き出した水性塗料を竹串ですくって垂らします。
パテが乾いたら320番のペーパーで水研ぎします。へこんでいるところが光っていますが次の塗装でならされることを期待します。