こてる32を作る-11 胴体主要部の組立て②
形になった胴体の作業をします。雑に扱っても胴体が狂うことはもうないので気が楽です。
サーボマウントの取付け
サーボマウントを取り付けます。胴体の剛性を高くする効果も望めるんじゃないでしょうか。
受信機と電池のベッドはもっと後の完成間際の工程で邪魔にならないところに取り付けます。
胴枠の取付け
この機体は上から見るとメカ室の後ろから尾翼が取りつく部分が曲線になっています。
jw_cadの機能のベジェ曲線で作図するとバルサが自然に曲がるカーブが再現されるので胴枠を無理やり押し込まなくてもすんなりはまります。
骨組みの所は3mmのヒノキ棒にほぼ点付け状態でくっついているだけですが、上部構造を付ければ問題はありません。
底板の前の端は図面通りに作ったつもりでもうまくはまるわけはないので現物合わせで加工してはめ込みます。マフラーまわりの気流の出口になるところですから最後に丸く加工できるように5mmバルサで裏打ちします。
ガイドパイプの取付け
胴体の上と下に蓋を被せた状態になるとガイドパイプを取り付けられなくなる可能性がありますからこの段階で取り付けます。
いつもの工法?です。
パイプの出口が花びら状になりますからメカ室をのぞき込まれたときに自慢できます。
ノイズレスチューブの取付け
ラダー用のワイヤを通すノイズレスチューブを取り付けます。下から指を入れられるのでこの段階でやっておきます。
落とした機体から回収したノイズレスチューブを再利用します。これは出口の部分で、チューブにくっ付いたバルサをはがしているところです。ポリプロピレンではありますが表面をのこぎりで荒らしておいたので瞬間接着剤がしっかり効いていてこびりついたバルサをはがすのに苦労します。
チューブを通して胴枠と干渉するところを確認して削っておきます。
こんな具合にチューブが入りますがこのまま固定すると非常に見ばえが悪くなります。
3mmバルサに丸い溝を切って、
こんな部材を作って外側と内側から溝を埋めます。
この段階でノイズレスチューブを仕込んでしまいます。
外側はこんな具合で埋めます。内側もまだ手が届くので同様に固定します。埋まった後に瞬間接着剤を流し込んで固定します。
出っ張っているバルサを削ればかなり目立たなくなります。
ドリルと棒やすりでも出口の加工はできますし、その方が楽で早いかもしれません。図面通りに作りたいのでこんな工法になっています。もっと他の大事なところに神経を使うべきでしょうがこだわりです。
底板の取付け
側板の下部平面になるようにがペーパーでならします。
1000mm×100mmの2mmバルサから底板を切り出します。端材になったところは8mm幅に切って胴体後部上側の甲板張りの部材にします。
底板は後で断面を丸く整形するので接着面が表面に出ますから接着剤は乾燥後に黄褐色になるけれどペーパーでサクサク削れるタイトボンドオリジナルを使います(本当はセメダインCを使いたい)。小さな注油ボトルに入れて狭い所に接着剤を塗りやすくしています。
なだらかな曲線ですから固定は楽です。曲率がきつい所はテープで止め、その他は重しを掛けておきます。
ここまで作業を進めると胴体の下側からアクセスできなくなります。多分、やり残した工作はないと思います。