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RCGF Stinger 10cc REの消音、こもった音にしよう

 FRP工作の記事はある程度作業が進んでからまとめて書くとして、久しぶりにエンジンネタです。


 以前、10ccのガソリンエンジンRCGF Stinger 10cc REにサブマフラーを付けて消音する工夫について記事をたくさん書きました。

 こういう大掛かりな排気系を作ったおかげでノーマルマフラーでは脳みそをくすぐられるような耐えがたい高周波の爆音であったのがかなり静かになりました。が・・・

 久しぶりにこのサブマフラーを積んだこてるRCGFを飛ばすと、グローエンジンにバッフル付きの標準マフラーを付けたようなこもった音とは違って良く響く、つまり遠くまで届きそうな低周波の間欠的な乾いた?音の成分が気になりました


 ラジコンヘリは90クラス(15cc)のグローエンジンを高回転で回しているのでそれなりの音量ですが「シューン」という濁ったというか湿った?音がしてうるささを感じませんし、遠くまで音が響かないような気がします。


 RCGF stinger 10cc REもそういう音にならないもんでしょうか。

破裂音を小さくするには?

 消音関係の情報をあさると排気音には間欠的な破裂音と連続的な気流音の成分があるとされています。良く響く乾いた音の成分は破裂音でしょう。ラジコンヘリの「シューン」という湿った?排気音は気流音の成分が多いのでああなるんでしょう。
 どうすりゃ破裂音の成分を減らして気流音の成分を多くできるんでしょうか。


 オートバイでも純正マフラーのエンジン音は加速するときも「シューン」とか「ビュルビュル」というような音が大きくなるだけで、社外マフラーを付けているオートバイのような「バリバリ」いう破裂音はほぼ聞こえません。


 オートバイの純正マフラーは多段膨張型で、社外マフラーはストレート型です。
 僕の排気系は出力の低下を嫌って排気が隔壁でせき止められるようなことなく真っすぐに流れます。つまりストレート型です。

 写真のとおり、入口から出口まで素通しです。
 排気音の違いが多段膨張型かストレート型かの違いが原因なのかは確信が持てませんが試すことにします。

新しい貫通多孔管、せき止め式

 今さら多段膨張室のマフラーを作るのも面倒なので簡単にできることとして、貫通多孔管の途中をペンチでつぶして排気をいったんせき止めることにしました。

 テンプレートを作ってスティック糊でアルミパイプに貼り付け、

 途中をラジオペンチでつぶしました。なぜ穴を開けてからつぶさないのかと言えば、穴を開けるとパイプの内側にバリが出て、パイプの潰れ止めにする木の棒を差し込みにくくなるからです。

 3mmの穴を上流側と下流側に20個ずつ開けました。なぜ20個かと言えば大した根拠はなく貫通多孔管のアルミパイプの内径が9mmなので、3mmの穴を20個も開ければ流路面積が2倍以上になって抵抗にならないだろうと考えたからです。

 テンプレートの紙をはがせば貫通多孔管は完成です。入口と出口に1本ずつパイプを差す構造にせずに貫通管にするのはサブマフラー全体の強度を確保するためもあります。
 とはいっても今回はペンチでつぶしたところがパイプのままの所に比べて弱くなっていることが気になります。


 つぶしていないパイプでも穴を開け過ぎた貫通多孔管が使っているうちに折れたことがあるので心配です。


 とはいえ貫通多孔管が折れたら折れたときのことと考えて組み立てます。

 消臭スプレーの外径22mmくらいのカートリッジの空き缶に貫通多孔管を差し込んで、出口側を耐熱エポキシで接着し、入口側をシリコンパイプを組み合わせたもので蓋をします。


 これで完成です。外見はせき止め式と素通し式の区別はつきませんが出入り口から覗けばせき止められていることが分かります。


 これを排気系に取り付けて実験になります。

 見た目は全く変わりません。今回の改良?で効果がなかったら、赤いメインのサブマフラー?に手を加えなければなりません。

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