年金生活フライヤーのブログ

ラジコン飛行機関連のブログ

FRPホイールパンツを量産、雌型を作りなおし

 型から抜いたホイールパンツとカウルの塗装はまだですが天気の都合で塗装ができません。ということで別の作業を進めます。


 未塗装のホイールパンツを付けてこてるNGHを飛ばしていると結構良い評価が得られました。僕はお世辞を真に受けるタイプなので「ほしい」というクラブ員のためにホイールパンツを量産することにしました。また、ホイールパンツが付いていない機体が1機あるのでそのためのものも必要ですし、ホイールパンツは消耗が激しいので予備を作っておきたいという気持ちもあります。
 雌型があるからそれを使えばよいし、そのために雌型を作ったのですがいろいろ不満があるので新しい雌型を作ることにしました。

新たな雌型

 最初のホイールパンツは左右一組の部品を食い違いを出さずに組み合わせるのが面倒でした。
 カウルでは左右の雌型をくっつけてその中で左右の製品を接着したので組み合わせやすかったことを教訓に、ホイールパンツも左右の雌型の中で左右をくっつける工法にすることにしました。
 新たな雌型を作るのですが雄型というか原型が壊れてしまったので原型(雄型)から作り直さなければなりません。
 原型は壊れる可能性があるので加工が楽なスタイロフォームで作ります。以前の記事ではあまり詳しく書かなかったのでちょっと詳し目に書きます。


 スタイロフォーム製とはいえ後々のことを考えて台というか真ん中はMDF板です。

 保存してあったラフな図を印刷して、MDF板に張り付けて最初の一枚を切り出します。2.5mm厚(実際に測って見ると2.7mmくらいです)ですからカッターで切り出せます。

 1枚目をマスターにしてラフに切り出した4枚を仮止めします。

 まとめた方が同じ断面の型を4つ作るのが楽です。MDF板は切り出しでザクザク削れますがよく切れるノミを使ったらもっと能率的に削れるでしょう。

 このMDF板をガイドにスタイロフォームを切り出すので輪郭を滑らかにします。後の工作で必要になるので3.2mmの竹串が通るダボ穴を開けます。
 そこまで工作が終われば4枚の板を2枚ずつにはがします。なぜはがせるかと言えばマスキングテープ同士が接着されていたにすぎないからです。

 スタイロフォームを切り出してMDF板に張り付けて整形します。MDF板とスタイロフォームの接着は水性接着剤では乾燥が遅いので30分硬化型のエポキシ接着剤にしました。

 側面の形はMDF板で決まっていますが上からみたシルエットは図面をお手本に削ります。長方形断面にしてから角を丸めないと形が崩れます。
 ネコが作業状況を監督していますね。うちのネコはバルサで爪とぎはしますがスタイロフォームにはいたずらしません。ひっかき心地が違うんでしょうね。

 納得いくまで削ったら左右を分割してエポキシ処理の準備をします。左右一体のままエポキシ処理したら分割できなくなります。作業中に半分に割ったり戻したりするのでダボが必要になるわけです。


 次は原型を丈夫にするためのエポキシ処理の工程です。

×

非ログインユーザーとして返信する