FRP製品をいろんなやり方で作る⑨ ホイールパンツの仕上げ
ピンホールだらけで樹脂が回っていないところがあるとはいえホイールパンツは仕上げ段階です。
樹脂にマイクロバルーンとバルサ粉を混ぜて作ったパテで樹脂が回っていないところを埋め、だいたい形を決めてから樹脂を塗りたくってピンホールを埋めました。
切り出しの刃を立ててスクレーパーのように使うと表面をならすときに能率的です。
写真の上は樹脂を擦り付けた段階、下はザッと削った後の状態です。
下のホイールパンツの後ろの方に樹脂が回っていないところにパテをすり込んだ跡が確認できます。
ホイールパンツのタイヤが出るところを実際に取り付ける機体のホイールに合わせて再加工しました。リューターは便利ですね。
実際に取り付けてみます。
こちらは板脚用のホイールパンツです。細工は簡単ですがホイールパンツの取付け・取り外しのときはホイールも外す必要があるので運用面では不便です。
こちらはピアノ線脚用のホイールパンツです。
こちらは取付けブラケットを脚に固定しておけば、ホイールをはずすことなくホイールパンツを上から被せる形で取付け・取り外しができるので運用面で有利です。
ホイールパンツは塗装すれば完成ですが、カウルその他をウレタン塗装するときに一緒に塗装するので完成はまだ先になります。
とはいえホイールパンツとして使える状態になったので未塗装の段階で運用を始めるかもしれません。