細かい工作の続報 バルサブロック削り出しのハッチの軽量化
こてるNGHのタンク・点火ユニットハッチを作りなおす作業です。
この↑記事の続きですね。
わずか数グラムを減らすために余計な手間をかけるのですがやればやっただけの効果が出るはず・・・と自分に言い聞かせます。
過去の作例では枠を付けた状態で肉抜きしましたが彫刻刀が届かないところがあってフラストレーションがたまりました。今回はそこを工夫しました。
外形を大体削ってから3mmバルサの枠とブロックの部分を切り離します。こういうことを考えて枠とブロックの間にははがれやすくなるようにマスキングテープを貼っておきました。
丸刃の彫刻刀でブロックの部分をギリギリまで削ります。最初はザクザク削りますが最後の段階に近づけば穴を開けないように慎重に削ります。薄い所は2mmくらいの厚さになりました。
こういう形のものはリューターよりも彫刻刀の方が早くきれいに削れます。彫刻刀の手ごたえでどれくらい削れたか分かるのでリューターのように穴を開けてしまうリスクも避けられます(実際に穴が開いたことがあった)。
指に巻き付けた120番くらいのペーパーで彫刻刀の跡を消し、320番で滑らかにします。
バルサの枠とブロックを接着して重さを量ると9gです。このままではヘナヘナです。
機体を持ち上げる時につかむところですから握りつぶさないように補強します。
前の方は蓋を兼ねた1mmバルサをはめました。エンジンの回りを流れた油混じりの空気がタンク室に入らないようにする効果もあります。後ろの方はカーボンロービングをエポキシで貼り付けました。僕にしてはきれいに貼れたと思います。
これでかなりしっかりしました。
外側の最終的な整形はカウルが出来上がってから現物合わせでやります。その後エポキシでのグラス張り、塗装になりますが、カウルやホイールパンツの塗装作業と一緒にやるつもりなので年明けになるでしょう。