FRP製のエンジンカウルを作る⑩ 雌型の修正-1
雌型を点検すると目的外使用の資材を使った下手くそな工作なのでアラが目立ちます。
エポキシ系でもゲルコートがあるのでそれを使うべきなのかもしれません。
https://www.directindustry.com/ja/prod/resoltech/product-55297-1259021.html
が、こういう専用品はプロか売り物になるレベルのものを作れる人が使うべき資材であって、未熟な素人が手を出すべきものではないような気がします。
適当な資材を創意工夫して使うのがアマチュアじゃないでしょうか。・・・本当はお金がもったいないからですけどね。
縁の部分の気泡を埋める
セメダイン1500は粘度が高いせいか、ハケでつついて気泡をつぶす作業がやりにくい感じでした。
セメダイン1500でもうまく使えばきれいな製品ができるのでしょうが使いはじめということでうまくいきません。
原型と台がつながる縁の部分の樹脂が回っていない所をエポキシ樹脂で修正します。
こんな具合にセロテープで土手を作って、エポキシ樹脂を竹串でチョンチョンと流し込みます。セロテープですから樹脂の流れ具合が分かります。
修正した雌型に原型をあてがって原型どおりに固まるようにします。
切り出し小刀で削れるように固いゴムレベルに固まった段階で雌型をばらして縁を削り取ります。
表面の気泡をつぶす
縁でないところにも気泡ができているところがあるのでこちらも修正します。
どこに気泡があるかマジックで印をつけて気泡に樹脂が流れ込みやすいようにドリルの刃で入口?を広げ、
樹脂を垂らします。
硬化が進んだら丸刃の彫刻刀で削ります。あまり柔らかいうちに削ると垂らした樹脂がポロッとはがれますから加減が難しい。
雌型がきれいにできていればこういう余計な手間を掛けなくて済みます。セメダイン1500はなくなるまで使い続けるつもりですからセメダイン1500に合った作業方法に習熟しなければなりません。
雌型の修正はまだ続く
色が付いていないとすべての欠陥はわかりません。できるところまで修正してから塗装します。
応用的というか自己流のやり方ですから雌型にいったん色塗装するという余計な工程が必要になります。