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FRP製のエンジンカウルを作る④ 原型の表面処理-1

 スタイロフォームはヤワな資材ですから丈夫にしなければなりません。
 1回目のエポキシ処理はスタイロフォームの目(気泡)にレジンを浸み込ませて表面を固くすることが目的ですからこの段階でのペーパー掛けはスタイロフォームのケバ?を取り去る程度にします。

 面倒くさいのですが削るときは型の輪郭が崩れないように左右を仮止めしておきます。
 いろんな方の作例を見ると、スタイロフォームや発泡スチロールで原型を作る場合はガラスクロスをレジンで張ることが多いしその方が強度が上がるのでしょうが、めんどくさいので手軽な工法を検証したいのでやめておきます。


 ところで今回試しているセメダイン1500ですが、使うたびに缶からスプーンですくい取るのは面倒だし正確に計量しにくいという問題があります。何よりもスプーンに付いて垂れ落ちない樹脂は缶に戻しきれずふき取っているので勿体なくて気になります(みみっちいな)。
 そこでポリのビンに小分けしました。小分けするときもスプーンを使ったのですが時間がかかりました。

 これで普通のエポキシ樹脂のようにビンを傾ければ樹脂を取り出せるようになりました。


 左右一体にした原型ですが、そのまま樹脂を塗ると本当に一体化してしまいます。

 せっかく一体化したのですがもう一度分割して持ち手を付けます。この状態でタルクを混ぜたセメダイン1500を塗ります。まともな工法ではパテ盛りに相当する工程です。

パテ盛り(に相当する工程)

 へこんだところには厚く盛らなければなりませんが、ハケ目やタレが出ると削るのが大変なので薄く均一に塗ります。
 セメダイン1500を小分けしたので軽量が簡単になりました。

 何度も言いますが塗装ででもなんでも「厚塗りで一発で仕上げる」より「薄塗りで何回かに分けて仕上げる」方が経験上うまくいきます。
 そもそも子細に見るとへこんだところとかの欠陥がありますから1回や2回のパテ盛りで満足のいく仕上がりになるとは思えません。

 2回目の樹脂を塗った(盛った)状態です。カリカリに硬化してから削った方が良いので硬化促進加熱箱に入れておきます。


 2回目の研磨は日を改めてのことになります。

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