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FRP製のエンジンカウルを作る③ 原型の作り直し、スタイロフォームは楽だ!

 今回は雄型というか原型の作り直しです。


 その前におことわりです。
 もしもFRP工作のノウハウを知ろうとしてこのブログを読もうと思っている方がいたら大きな間違いです。
 あくまでも「ショボい道具と資材、低い技術レベルではこういう作業をしています」という情報の発信であることをご理解ください。


 模型のFRP作業の参考になる動画としてこんなのがあったのでご覧になることをお勧めします。かなり昔の動画ですがアマチュアでもマネできそうです。

How To Mold Fiberglass & Composites 1 of 8
 動画のタイトルは「Fiberglass」ですがチャンネル名は「fiber」ではなくイギリス英語の「fibre」です。アメリカ以外のイギリスとかのチャンネルでしょう。
 ちなみにアメリカ英語を使っている国はアメリカとフィリピンくらいです(リベリアとかもかな?)。
 国際的に標準とされる英語はイギリス英語です。嘘だと思われる方は北太平洋条約機構(NATO)のホームページをご覧ください。deffence、centre、armour、colour、manoeuvreとつづってます。
 日本はフィリピンのような米国の旧植民地じゃないんですからイギリス英語を使った方が良いんじゃないかと思います。


 長々と脱線しましたが本題です。


 前の日に作った骨組(土台)は木の直方体のブロックを治具にして組み立てました。

スタイロフォームの工作

 まず、半畳(90㎝×90㎝、厚さ50mm)のスタイロフォームの板から羊羹状のブロックを適当に切り出し、

 骨組(土台?)に接する面の直角を出します。直角を出すには50mm厚スタイロフォーム専用の特製切り出し治具を使います。

 骨組みへの接着に今回はボンドの発泡スチロール用を使いました。これはゴム系とは違って乾いた後はある程度カリカリに固まります。それでも表面に接着剤の面が出ると整形がめんどくさいので接着剤はスタイロフォームの奥の方にしか回らない程度の所に塗るだけです。

 4つのブロックを接着した状態です。最初からこうすればよかったんですよね。いや、むしろ土台とか骨組なしのスタイロフォームのブロックでも良かったんですよね。
 写真の手前に写っている木の柄がついた刃物は発泡素材専用のナイフです。以前のブログでも紹介しましたが専用品だけあって使いやすいものです。お値段がリーズナブルなのもうれしいですね。ただし定期的に研ぐ必要があります。

 発泡スチロールなど造形作品を作っている人のブログなどを見ると目分量でザクザク切っていますが、そういう方々のマネをすると絶対に失敗します(才能のある方は別です)。
 取り合えず直方体断面にします。発泡スチロールカッター(この呼び方でいいのかな?)のガイドに厚紙を使います。マチ針で固定できるのが便利です。

 結構形になってきました。これから角を丸めていきます。

 機首の所に「これ以上削ったらまずい」というしるしの丸印を書いておきます。

 ナイフで多角形断面に削りました。これ以降はサンディングブロックで削った方が「削りすぎちゃった」という事態が避けられます。

 いろんな方向から眺めながら削っていきます。

 成形完了です。あまり欲張ってザクザク削ると大事なところがえぐれてしまいます。

 大量に出た粉は保存しておきます。この粉は揺変性のある軽量エポキシパテを作るのに役立ちます。マイクロバルーンより性能が良いのではないかと思います。

 型を左右に分割し用としているところです。ピンボケですが、MDF板が痛まないように工夫しているところをご覧ください。

 うまいこと分割できました。

 エポキシ処理にはセメダイン1500を使います。今のところスプーンで計量していますがすこぶる不便です。ノズルの付いたボトルに移し替えようかと思います。

 エポキシを塗り終えたところです。いろんな人の作例を見るとここからマイクログラスを張って補強することが多いのですがどうしたもんでしょう。雄型を温存する観点からはそうした方がよさそうです。
 セメダイン1500は、お値段がリーズナブルなところは良いのですが積層用ではなくて接着剤のくくりですからこういう作業では扱いにくいですね。


 ところでスタイロフォームの加工は楽ですね。強度がないのは困りますけど。
 ブロックの切り出しから最初のエポキシ処理まで9時から12時までに済ませることができました。ファルカタ材を使ったホイールパンツの雄型の加工も楽だったのですが次元が違います。


 セメダイン1500は硬化に時間がかかりますから次の作業は日を改めてになります。

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