スタイロフォームでフロートを作る⑦、チャインの細工
チャインに水切り板(というのかな?)を取り付けてしぶきが上に飛ばないようにすることにします。
これ以外の工夫でしぶきを少なくする方法があるかもしれませんが前作ではこの水切り版のお蔭でフロートのそこでかき分けられた水が勢いよく下向きに流れる様子が確認されました。自分で試して効果があったこの工夫を採用します。
図にするとこんな具合です。
この絵のようにきれいには行きませんがフロートが起こした波が主翼の裏側に直接当たることを少なくすることができます。しぶきを完全に抑えることはできないんですけどね。
水切り板の取付け
全体の仕上げが終わってから水切り版を取り付けると、取付け強度は確保できますが段差ができて美観上問題があります。側面のグラス処理の前に底面にイモ付けでくっつけることにします。
こんな感じですね。
クリヤファイルを切ってフロートの側面に取り付けます。これで側面とツライチで水切り板が付く感じになるはずです。
今回クリヤファイルを取り付けるのに使った糊はスティック糊です。たいていのスティック糊はPVA系ですから離型剤と同じですからきれいにはがれるんじゃないかと思います(そうであればいいな)。
細い帯状に切ったグラスクロスをセットし・・・
底と接するところが樹脂だけになると強度が出ませんから竹串でグラスの目を整えながら樹脂を含浸させます。
イモ付けでは強度上不安がありますから硬化が進んでいじってもクロスの目が崩れないようになったところでスタイロフォームの粉を練りこんだエポキシ接着剤をフィレット状に盛ります。
デコボコですがフィレット的な役割は果たしているんじゃないでしょうか。