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こてる32を作る-55、初飛行の準備

 胴体ハッチは未完成ですが飛ばせる状態にすることができます。年内は晴天が続きそうですが冬型の気圧配置なので風が強い日が多いようです。
 風が弱い日がきたらすぐに初飛行できるように準備をします。

最後の仕上げ

 胴体ハッチは塗装のことを考えてまだラッチを仕込みません。塗装の前に初飛行になる場合はテープで止めることにします。

 ホーンバランスが付いていないと間抜けというか未完成感があります。

 竹串のダボをつけて接着します。木目が見えるのはしょうがないとしてバルサを継ぎ足したところもはっきりわかります。もっと丁寧に作ればよかったと思います。

 人力で操縦するわけではないのでホーンバランスで空力的な効果(操舵力の低減等)を実感できるわけではありませんが格好は良くなります。


 エルロンサーボベッドは塗料が乾いてから確認するとゴミが付いています。ゴミの付着がひどい片方だけを1500番のペーパーで削りましたが塗りっぱなし(左側)も良かったような気がします。

 サーボを取付け、

 主翼に組み込みます。

 組み込んでみると主翼のフィルムと色合いが違います。色の点では水性スプレーの方がオラカバのレッドに合います。


 受信機用の電池はスポンジでくるんでタンク室に押し込んで胴体ハッチで押さえるというショボい仕様です。配線は胴枠やハッチと擦れるのでスパイラルチューブを被せます。

セッティング

 色々と面白い飛び方をさせたいので動翼の面積は大目にしていますが初飛行ではデュアルレート機能で舵角はおとなし目にしておきます。
 スピンナーナットでプロペラを付けると重心位置は37%くらいになります。初飛行でスロットルを絞ったら機首を上げるようなセッティングになるのは恐ろしいので重めのアルミスピンナーにして重心位置が35%になるようにしました。
 飛行場で聞いてみるとファンフライでは重心位置を50%くらいにするということですがそこまで重心位置を下げると普通に飛ばすときに恐ろしそうです。

エンジン調整

 ベンチでとりあえず低速のセッティングを出していますが初飛行でエンストしないように機体に積んだ状態でもう一度調整を詰めます。
 12月25日のクリスマスは天気が良いのですが風があります。普通なら飛ばしちゃおうと思うくらいの風ですが新作機を初飛行させる度胸はありません。ということで主翼を家に置いて飛行場に出かけました。


 風が強いのに飛行場には3人来ていました。

 他のこてるシリーズと同じ設計の機体ですから見分けが付きません。「エンジンを積みかえたの」と聞かれました。
 カウルは「工芸品みたいだね」と好評でした(僕はお世辞を真に受けるタイプです)。


 僕のOS 32SXはフルスロットルにしてから数十秒すると数百回転落ちるので回転計に頼って調整するとわけがわからなくなります。耳で聞いた感じで調整して、回転計で確認するという手順にします。
 機首を上に向けてニードル調整をして最高回転が出てからニードルを開いて回転が落ち始める直前のポイントにします。甘めのセッティングですがエンジンを壊さないための用心です。

 このニードル位置でアイドリング付近でしばらく運転してから全開にすると全開直後で瞬間的に12,000r.p.mを超え、数秒間11,900r.p.mくらいで回りますが数十秒後に11,500r.p.mまで落ちてその回転を維持します。
 プロペラはあまり使っている人がいないエボリューションの11×5、燃料はいつもの3.3%ニトロの自作ひまし油系燃料です。
 低速はとりあえず4,000r.p.mくらいで回るスロットル開度にしてアイドル調整ねじで混合気を調整して急激なスロットル操作に追従できるようにします。その後、アイドル調整ねじはそのままにして回転が続くポイントまでプロポのエンドポイント機能でスロットルを閉じていきます。エンコンロッドとスロットルレバーとの結合にボールジョイントを使っているので結構精密な調整ができます。
 飛行中は3,000r.p.m以下に落とす必要はないので上空でのエンストを防ぐためアイドルダウン機能を使います。アイドルアップで3,000r.p.mをやや超える程度、アイドルダウンを4%入れて着陸時には2,500r.p.m以下になるようにします。機首上げ状態でスロットルを操作してもエンストしないように低速側もかなり甘めになっています。


 初飛行でエンストという恐ろしいことにはならなそうです。風が弱い日に初飛行になります。

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