こてる32を作る-31 フィルム作業の続き、カウルの作業を再開
天気が悪い、飛行機を飛ばせない、飛行場に行けない、ペーパーがけができない、という理屈で動翼の整形ができません。ほかの作業をすることになります。
フィルム作業の続き
エルロンサーボベッドをはめるところと翼端のおもりを入れるところの開口部の縁のフィルムを折り込みます。
オラカバの接着層(?)が強いので普通のカッターではきれいに切れません。このために剃刀の刃を使います。
アイロンの温度が高いとフィルムが縮れたようになってきれいに折り込めないのでこて先を水に浸けて「ジュッ」を言わせて温度を100度強にします。新しいアイロンを買った方がいいのはわかってるんですけどね。
まあまあの出来だと思います(自己評価)。
フィルムを折り込んだのでフィルムの厚みだけタイトになるのではないかと思いましたがサーボベッドは問題なくはまります。
翼端のバラストボックスの蓋もはまります。うーん、翼端のフィルムの処理が雑ですね。ネットにアップされている画像や動画を見ると皆さん上手くやっているようですけど。
水平安定板と主翼裏面の裏の赤を比べてみました。並べると色合いの差が歴然ですが離れたところにあるものですからばれないでしょう。
カウルの作業を再開
カウルの作業を再開します。
工作の準備
カウルを当てたり外したりする関係で生地完成に近づいた胴体を振り回すことになりますからぶつかりそうなところを保護します。
棄てるのがもったいないということでいただいた時代がかったバルサから材料を見つくろいました。写真のバルサ材は組立キットに入っていたバルサブロックのようです。
バルサを切ったり組み合わせたりしてカウルに使う材料をそろえました。
一応図面を引いたのですがほぼ現物合わせでの工作になります。
シリンダーより後ろの部分は箱の形になっていて、シリンダーより前の部分に厚目の蓋をするような構造です。
プロペラシャフトが通る穴を開けている最中にブロックが割れました。よくあることです。割れたところがきれいなので簡単に直せます。
カウルがはまるようにする
蓋状の部材を当てて干渉するところを確認し、その都度削っていきます。
木工用の尖端ビッドを手に入れてからこういう工法ができるようになりました。彫刻刀ではかなり難しいでしょう。
キャブレター回りとマフラーが干渉する部分を削って蓋ができる状態まで削りました。
うまいことはまることを確認してから箱の部分と蓋の部分を接着してカウルのブロックを一体化しました。キャブレターの周囲をタイトに仕上げることができましたが外形を整形するうちにキャブレターがむき出しになってしまいそうです。
これから機体に当てては削るという作業を繰り返します。
電動工具を使っても一日では終わらない作業でした。