こてる32を作る-32 カウルの工作、その他
今日はカウルを中心に作業します。
カウル
カウルは外形を8割がた整える、肉抜きする、最終的に胴体の防火壁の後ろ、胴体ハッチ、脚部カバーを一体として整形します。
が、その前にやることがあります。
取付け部の工作
カウルを取り付ける仕掛けをどうするか決めないうちにカウルを作り出したのですが、整形するときにカウルがしっかり固定されていないと作業がやりにくくなります。
今回は新機軸として3か所のノックピンでカウルの位置を決め、ピアノ線のフックで前を引っかける仕組みにしてみます。うまく機能することを期待します。
振動が多い所なのでノックピンが摩耗したときに交換できるように2mmのカーボンロッドにノイズレスチューブを被せます。ノイズレスチューブが摩耗すればむしり取って付け直すことができます。
カウル側はジュラコンのブッシュでノックピンを受けます。離型処理したノックピンにブッシュをはめた状態でカウルを被せ木粉入りエポキシでカウルに固定します。
何かの役に立つだろうと思ってエンジンマウントの先端に2.6mmのねじを切っておきましたが、役に立つときが来そうです。
ここにピアノ線を取り付けることにします。初めてやることなので正直うまくいくかわかりません。
粗削り
カウルの粗削りというか八割がたまでの整形は胴体から外してやります。
これまでこういうものの整形は感覚に頼って目分量でやっていましたが、今回は型紙にならって整形することにしました。やってみると目分量よりも正確に削ることができます。
型紙にならって削っていくと予想どおりキャブレターがむき出しになりそうです。カウルの下の方もマフラーに合わせて半円形に削りましたがこの部分は全部なくなりそうです。
8割がた形になった状態で重さを量ると約34gです。肉抜きすれば20g台になりそうです。生地完成ではスタイロフォーム製より重くなりますが表面処理はスタイロフォームより簡単にできるので完成重量は軽くなるかもしれません。