こてる32を作る-27 エルロンまわり、主翼はほぼ組み立て完了
昨日(11月25日)は翼端材までしか手が回りませんでした。今日はエルロンのまわりの工作を本格化します。
ヒンジの取付け
ヒンジやホーンが来るところをマークした図面を引いていますがすでに現物があるので現物合わせで作業します。
ヒンジの位置をマークします。
主翼側の後縁は2mmバルサなのでヒンジが来るところにブロックを付けています。エルロン側も前縁が4mmなので補強が必要です。
角度を取って、
三角材を切り出します。こういうところの部材はためておいたスクラップバルサが役に立ちます。
筋交いと前縁材が食い違っているところがありました。高い所を削るわけにはいかないので低い所に薄くそいだバルサを貼ってかさ上げします。
うまくかさ上げできています。ペーパーを掛ければわからなくなります。こういうところはセメダインCがいいですね。
この段階でヒンジを付けていきます。
エルロンをヒンジで主翼に仮止めして様子を見ます。
隙間ができています。アイエムのPPヒンジを使うとこういうことになります。ピンが入ったヒンジでもこうなります。
エルロンの前縁に3mmバルサを貼って隙間を埋めます。動翼の前縁を削るより前縁をかさ上げした方が楽です。
翼端材の取付け
エルロンが付けば翼端材を接着します。
エルロンが付けば翼端材の後縁をエルロンの後縁とそろえて取り付けることができます。エルロンと翼端材がそろうように仮止めします。手前が翼端材です。
翼端材が傾かないように支えを接着します。押し付けるように接着すると狂いが出ますから自重で乗っかるような感じでそっと置きます。
エルロンサーボベッド
エルロンサーボを仮付けしてエルロンサーボベッドまわりの加工をします。
エルロンサーボはこんな感じで取り付けます。良い位置にリード線のガイドパイプの入口がで来ています(自画自賛)。
ホーンの出口が大きすぎるのが気になります。
サーボベッドの方にバルサを足してホーンの出口を狭く(細く)しました。ホーンの出口はエルロンを仮止めして、実際に動かしてみて干渉しないように開けなおします。
サーボベッドが浮き上がっていますが設計ミスや工作の不良ではありません。サーボベッドの表面を翼型にならって整形するための削りしろです。
切り出しで薄くそいで翼型になじむようにします。最終的には主翼をサンディングするときに一体で整形します。
主翼の整形の準備
主翼が形になってきたので整形の準備を始めます。
前縁材の粗削りをしています。翼端材が付いた状態でこういういう作業をすると翼端材を壊す恐れがあるので翼端材が付く前にやっておきました。プランク材と前縁がツライチになるまで屋内で作業します。
バルサカンナも持っていますが僕には使いこなせないのでこういう作業にも切り出しを使っています。
本当は用心のために前縁材のわずかに後ろに養生用のマスキングテープを貼っておくべきです。大丈夫だと思ってもプランク材に刃が入って青くなることがあります。
胴体と尾翼の組立ても完了しているので屋外(飛行場)でのペーパー掛けを始められる状態になりつつあります。
脱線、フィルム張りの下地作り
エルロンホーンを再利用するために落とした機体のエルロンを壊しているところの写真です。ご覧のとおりフィルムがバルサに強固にくっついているのできれいにはがれません。
以前の製作記事でも書きましたがフィルムの接着剤の代わりに水性ウレタンニスを前縁と後縁に塗ったおかげです。かなりの効果があることが分かります。
この場合、オラライトだから裂けるのですが、オラカバだと接着剤と顔料の層がバルサの方に残ります。