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小型ガソリンエンジンRCGF 10cc 奮闘記④ 消音編-1

 RCGF Stinger 10cc REの純正マフラーの尾管は外径14mm、内径12mmで、これが2本ついているので出口の面積は合計約226平方mmです。また、マフラー本体の容積を計算すると30ccくらいです。このクラスのグロ―エンジンのマフラーの尾管の径が7mm(38.5平方mm)くらい、容積が100cc以上であることを考えればオリジナルマフラーでの消音効果は期待できず実質的には排気の向きを変える機能しかありません。このまま飛ばしたらえらいことになるのでサブマフラーは必須です。

 最初の頃使っていたサブマフラーです。サブマフラーを下に突き出させるわけにはいかないのでサブマフラーを尾管にはめ込む仕様にしていました。消音効果は結構ありましたが飛んでいる姿がアゴに箱をくっつけているようでカッコよくありませんでした。形式は単純膨張式というやつになるのでしょう。

 このマフラーでは尾管の内径をいろいろと変えました。容積を100cc以上にしたためか、尾管の内径をかなり絞っても出力の低下はほぼありませんでした。

 今使っているサブマフラーです。90度の銅管エルボを見つけたのでこれに替えました。アゴに箱を付けているよりは見映えはましになりました。サブマフラーの容積は2本合わせて250ccです。

 尾管の出口に7mmのレデューサーをはめ込んだので出口の面積は合計約77平方mm(3.5×3.5×π×2)です。1本のパイプに換算すれば内径10mmにほぼ相当します(5×5×π≒78.5平方mm)。ちなみにシニューレになる前のENYA60Ⅲのマフラーの尾管の径は10mmでした(現物を持っているわけではありません、雑誌の記事にそう書いてありました)。

 このマフラーのコストは、本体のアルミ缶は廃物利用、中心の外径13mm、内径11mmのアルミパイプは数百円、銅管エルボは1個48円ときわめて安価なのに対して模型用の内径12mmのシリコンチューブが2千円に近いという納得しがたいものになりました。

 新型マフラーの取付け状態です。前の記事でも書きましたが最初からこれを付けようとして設計したわけではないのでスマートではありません。サブマフラーは振動対策のため前も後もアルミパイプにかぶせたシリコンチューブを介して固定する形になっています。MDF板製のステーというか保持用の部材が手作り感を出しています。最初はアルミ板でステーを作ったのですが僕の工作技術ではろくなものが作れず、3回飛ばしたら折れたのでMDF製に替えました。
 前の記事に書いたとおり、このマフラーでも僕的には静かではありません。それにこのサブマフラーを付けてもまだ機首のシルエットが気に入りません。ということで新しいサブマフラーを作ることにしました(まだ完成していない)。

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