年金生活フライヤーのブログ

ラジコン飛行機関連のブログ

小型ガソリンエンジンRCGF 10cc 奮闘記③

 RCGF 10ccの奮闘記を始めるにあたり、現在の仕様での実力を把握するため10月21日、飛行場で地上運転と飛行試験をしました。

 機体は作り直して2021年4月に初飛行したものです。たった今、RCGF-2と名付けました。翼面積は約36dm2、重量は約2,500gです。

 機首はこんな感じです。スピンナーを外しているのでスピンナーのバックプレートと機体がこすれた跡が分かります。機首の上に空気取り入れ口が上下に2つついていてキャブレターに冷たい空気を流す仕組みになっています。最初は上一つだけだったのですが後で下の大き目な取り入れ口を追加しました。空気取り入れ口の追加は効果があったようです。サブマフラーが出っ張ってます。


 サブマフラーはこんな感じでついています。試行錯誤中なので取付けステーを含め美麗とは言えず、とりあえず付けました感があります。サブマフラーの尾管は内径7mmに絞っているので出口の面積はNGH GT9-Proと同じです。
 最初にAPC12×6で回転を測ったところ10,600 r.p.mが出ました。同じプロペラでNGH GT9-Proが9,700 r.p.mでしたから力が全然違います。音は中速までは静かですが9,000 r.p.mを超えたあたりからスイッチが入ったようにうるさくなります。飛ばしてみると中速の水平飛行から90度機首を上げてフルスロットルにすると垂直上昇で加速していくくらいです。とはいえフルスロットルで甲高い音になるので「この音じゃだめだね」と思いました。

 次にSAILの13×6に替えると地上で8,900 r.p.mが出ました。SAILの13×6はブレードが厚いためかAPCの13×6より回転が落ちます。これでは苦しそうな感じなので高速ニードルをわずかに開いて8,700 r.p.mまで下げて飛ばしました。APC12×6よりかなり回転数は落ちましたが垂直上昇させてみても出力が下がった感じはあまりしません。回転数が下がっただけに甲高さは多少はなくなりました。

 アイドリングも2,000 r.p.m付近で安定しています。軽い木のプロペラですからフライホイール効果は少ないはずですが、円滑に回っています。濃い目の混合気ですが失火のサイクルは混じりません。
 ただし、静かになったとはいえ、仲間が飛ばしているOSの65AXの高回転なのにこもっている音と比べれば草刈機的な破裂音(?)が残っています。出力を落さずに音を小さくする方策がまだ必要です。
 次回以降は時間を置くかもしれませんが、RCGF 10ccを運用してきた感想、これまで作ってきたサブマフラーと新たなサブマフラー(現在作成中)について投稿する予定です。

×

非ログインユーザーとして返信する