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小型ガソリンエンジンRCGF 10cc 奮闘記② いきなり番外編(騒音問題)

 今回は社会問題(?)に触れます。
 僕らの環境では大型ガソリン機を自由に飛ばすことはできません。仲間入りするときに2サイクルは45くらいまで、4サイクルなら120クラスくらいまでと言われたくらいです。
 RCGF 10ccを純正マフラーで回すと仲間内で一番大きな音になります。それに飛ばしている本人が騒音で疲労感を覚えます。排気音をどうやって小さくするかが僕の切実な問題でした。そもそも最初にNGH GT9-Proを買ったのはグローエンジンのマフラーが付くからでした。RCGF 10ccはグローエンジン用マフラーは付きませんし、僕にはマフラー本体を自作する技術はありません。ということで消音効果のある本格的なサブマフラーを作らなければなりませんでした。


 ここから社会問題になります。
 サブマフラー作りのネタ集めのためネットで排気音の消音の仕組みを改めて調べていると、「いい音にする」、「乾いた音にする」、「重低音を響かせる」逆に「高音マフラーを目指す」、「フェラーリの轟く爆音を再現」というように音色を変える方法がネットでアップされています。こうした改造で音が大きくならなければいいのですが、中にはそのものずばり「音量アップ」の方法が公開されたりしています。

 Youtubeに投稿されたものですからスクリーンショットしても良いでしょう。

 仕組みはこんな具合。パンチングパイプの内側に物干しざおのパイプを切ったものを入れてボルトで止めるだけという簡単なものです。排気管からの排気がグラスウールなどの消音材の吸音効果を受けることなくそのまま尾管から出るので音量アップ効果は絶大です。マフラーの形をしているけれど直管になるわけですね。逆に考えるとグラスウールやステンレスウールなどの消音材の効果が大きいことが分かります。

 こんな動画もあります。エンストしない程度にマフラーに水を入れるそうです。
 水がマフラーの中に入っている間だけ又はグラスウールが水を吸い込んだ状態になっている間だけ爆音になるというわけではなく、投稿者によれば水を入れることでグラスウールの劣化を早め、恒久的に音を大きくする効果があるそうです。


 世の中には音を小さくしたい人より大きくしたい人の方が多いのか、音を小さくする工夫を紹介する動画よりもこんな動画が多いような感じです。ナンバープレートを曲げた原付に乗る高校生だけでなくベンツのAMGに乗るような人が「いい音にしたい」と言って業者にマフラーのグラスウールを抜いてもらったりしています。こういうのはYoutube的に大丈夫なんでしょうか。
 ここまでが社会問題でした。


 サブマフラーを作るに当たっては、こうした音を大きくするための工夫の逆をいけば良いわけですからこういう動画も参考になります。という冗談はさておき、マフラーや消音についての基礎的な知識を得るという点で僕の参考になったのは科学技術刊行物の検索サービスで見つけた「排気消音機の消音効果」です。かなり古いのですが数式が分からない僕でも理解しやすい(したつもりになれる)資料でした。URLはhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/jriet1972/1/7/1_7_531/_pdf/-char/jaです。このほか、車やバイクのパーツメーカーも情報を発信しており、販売促進の要素を割り引けば参考になります。
 僕の理想としては純正マフラーを付けた大型バイクのような、爆音成分がほとんどない「シューン」とか「ビューン」とかいうこもった音にしたいですね。模型で言えば消音効果の高いマフラーを付けたエンジンヘリでしょうか。

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