世界最小(と言われている)ガソリンエンジンNGH GT9-Pro、サブマフラー作成-4
素晴らしい既製品
この写真はマフラースタジオのサイトにあったものです。これだけの品質のものができれば胴体の下にむき出しにぶら下げても邪魔にならないどころかドレスアップになるくらいです。これと同等のものはできそうもありません。
F3A用には工具を使わずにマフラーを脱着できる優れものがあります。
ニシオカの「取付けセット」です。これに似た仕組みを現物で見て「うまくできてるなあ」と感心した覚えがあります。胴体と主翼を組み立てるたびにマフラーを付けたり外したりしなければならない飛行機ではこうしたものであれば能率的です。
マネできそうな気もしますがピアノ線を寸法どおりに加工するのは難易度が高い技術です(僕にとって)。
こてるNGHでの採用案
今回のサブマフラーの仕様では前の方の固定を主マフラーにシリコンチューブでつないで済ますことはできないので前の方を胴体に固定する仕組みが必要です。
エンジンをおろすときや脚を修理するとき以外にサブマフラーを外すことはないので簡単に脱着できることは必須ではないのですが、サブマフラーを固定するねじが飛行中に外れたことが何回かあるのでねじ止めの箇所を出来るだけ少なくすることにしました。
前方ステー
前の方はシリコンパイプをはめたサブマフラーの貫通多孔管を差し込んで固定する仕組みにしました。
貫通多孔管が通る穴を1.5tのFRP板に開けて前の方の取付ステーにします(こういう形のものも「ステー」でいいんでしょうか?)。
現物合わせで穴の位置関係を修正します。
切出した部材を組み立てるとこんな具合です。
貫通管を受ける部分が1.5mmの厚さでは貫通管にかぶせたシリコンチューブが擦り切れますからシリコンチューブを受ける面積を増やします。
美麗さに欠けますが出来上がりはこんな具合になります。FRP板をL字型に接着した部分はイモ付けでは壊れそうですからグラスのチョップを混ぜたエポキシ接着剤で補強しています。
仮付けするとこんな感じになります。ステーは両面テープで胴体に取り付ける予定です。
こてるNGHのサブマフラーは、こてるRCGFの再生と平行して作っているので作業の進捗は遅くなっています(サブマフラー自体はすぐにできたんですけどね)。
エポキシ接着剤を混ぜる時はこてるRCGFの再生作業と一緒になるように作業工程?を管理しています。左側はこてるRCGFのエンジンマウントで、エンジン取付けボルト穴にブッシュを埋める作業と同時にこてるNGHのサブマフラー前方ステーのエポキシ処理をしました。