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FRPの型に水性塗料?

 水性塗料は匂いが少ない(とはいってもものによっては結構臭い)、乾燥が思いのほか早い(これもものによる)、乾燥後の肉ヤセが少ない(僕が使ったものに限っては)、という良さがあるので、溶剤(燃料を含む)に弱いとかの弱点があっても僕は愛用しているのですが気になることがあります。


 今回、ホイールパンツの雄型を作るのにアトムペイントの水性スプレーで表面処理をしました。
 脱型はできましたが表面はこんな具合です。

 最初に離型ワックスを5回塗ってPVAも塗布しました。水性塗料が溶剤に弱いことはわかっていたのでポリエステル樹脂を掛ける前にエポキシ樹脂(セメダイン1500)でグラスクロスを張ったのですがこの状態です。
 ポリエステル樹脂を使っただけに型が収縮してグラスの目が写るのは仕方がないのですが剥離しているところがあります。


 強力な溶剤であるポリエステル樹脂がPVA、ワックス、そしてエポキシ樹脂の層を通して塗膜に影響を与えたような気がします。
 2液性のウレタン塗料ではグラスの目の跡が型の表面に付くことはありますが塗膜が侵されることはありませんでした。


 どこを探しても水性塗料で雄型の表面処理をするような例は見当たらないのですからリスクを避けるためには水性塗料は使わない方が良いでしょう
 まあ、僕はカウルの雄型も水性塗料で仕上げているんですけどね。


 ただし、石膏で型を作るのであれば水性塗料(絵の具のたぐいじゃダメでしょうが)を使っても問題もありません。石膏では離型剤にカリ石鹸(薬局で手に入る)を使うのですが何のダメージも受けませんでした。


 水性塗料、カリ石鹸、石膏の組み合わせについてはこんな記事を書きました。

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