ホイールパンツの新規作成⑦ ピアノ線脚用の雄型-5 塗装のやり直し
ホイールパンツの母型の塗装を始めましたが最初から失敗したのにはがっかりです。
が、塗りなおせばよいので作業意欲は衰えません。
塗装に失敗した母型の状態はこんな状態です。
全く無事なブロックもありますが、火ぶくれになったようなところがあるブロックもあります。火ぶくれ状の所は何かがシンナーで膨潤したような感じです。
原因がわからなければ対策は立てられないのですが、知識も経験も不足しているので原因が分かりません。
塗装や塗料の本を買ってきて勉強する暇はないので火ぶくれになったところを削り取って水性塗料を塗るという対策にしました。
塗りなおしの前にパテ盛りとペーパー研ぎ
色が付いたおかげで表面の欠陥が分かりやすくなったのでラッカーパテを盛ります。欠陥は浅いのでラッカーパテで十分です。そもそもポリエステルパテは匂いがきついのでなるべく使いたくないのです。
ラッカーパテにはシンナーが入っていますが前回のホイールパンツの母型の塗装では水性塗料の上に塗っても無事でした。今回も大丈夫でしょう。
次は水研ぎですが、ラッカーとラッカーパテは厚塗りをしたわけでもないのにいつまでたっても硬くなりません。
半日待って「そろそろいいかな」というくらい乾いてから水研ぎしたらこんな感じになりました。火ぶくれ状になったところは削り落とすことができ、パテを盛ったところもならすことができましたが全体が均一にならされてはいません。
細かく見るとファルカタの生地が出てしまったようなところもあります。ホイールパンツの先端のような形の所を均一に研ぐのは難しいのですが皆さんどうやってるんでしょうか。
水性スプレーで塗装
表面にラッカーが残っている状態になっているのですが、上に塗るのが水性スプレーですからラッカーやラッカーパテが侵されることはないでしょう。
PVAの色は赤なのでPVAが乗ったかどうかが分かるように白を塗ります。
時間をおいて2回に分けて吹くときれいに塗れました。
使ったのはアトムペイントの「水に強い」水性スプレーです。缶には「臭いが少ない」と書いてありますが溶剤系のラッカーに比べれば少ないというだけで、水気が抜けて完全に固まるまでは変なにおいがするのでしばらく外に置いておかなければなりません。
同じ水性塗料でも水性ウレタンは水気が飛べば水研ぎができるレベルに固まりますが水性スプレーは水気が飛んでから固まるまでに時間がかかります。
400番のペーパーの目はほぼ見えなくなっています。火ぶくれ状になったところは完全に修復されました。良かった良かった。
ラッカーパテで修正しなければならないところもそれほどありません。あと1,2回くらい塗装とペーパー掛けをすれば完成しそうです。
水性スプレーでこの仕上がりならFRPの完成品もこのスプレーで仕上げても良いかもしれません。どうせ数回離着陸させればズダボロになるのですから面倒なウレタン塗装じゃなくてもよさそうな感じです。
ラッカースプレーも使う
黄色のラッカースプレーも使い道がないので使い切ってしまおうと考えました。雌型の耳を作るための土台に黄色のアクリルスプレーを吹いてみました。
雑というか悲惨というか・・・。黄色くなっていないのは水性ウレタンで下塗りをしていないところです。吹いた直後は黄色だったのですがMDF板にラッカーが吸い込まれてしまったようです。
中学の技術家庭の授業で木製品にラッカーで色を塗るときシーラーというか目止めのためにニスを塗ってからラッカーを塗るんだと教わりました。その時技術家庭の先生がサンプルを見せてくれたのですが、それとそっくりです。
まあ、もう一度黄色を吹けば直るかもしれません。
塗料がしっかり固まってから水研ぎをしたいし、家の仕事もいろいろあるので今日の作業はここまでです。