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雑な手入れの車の現状

 雑な手入れをした車がどうなっているかを紹介します(こんな記事を読む人がいるのかな)。

新車購入から8年目の車の塗装面は?

 今の車は8年前の7月に新車で買ってその年の12月末に初めてワックスを掛けました。最初の2,3年は年末にだけワックスを掛けていたと思います。
 その後は概ね半年に1回又は春夏秋冬の年に4回くらいワックス(正しくは「自動車用つや出しコーティング剤」)をかけてきました。 

 写真は最後にワックス(つや出しコーティング剤)を塗ってから2か月たって台風の中を走った後の状態です。天然洗車機のお蔭ですっかりきれいになりました。
 現状、水をはじいているのでワックス(液体コーテイング剤)の機能は保たれていることになります。
 では塗膜は健全なのかといえばそういうことはなく、車体が濡れたときに表面の水滴をふき取るとウロコが付いていることが分かります。
 が、車体が乾いているとほぼ気が付きません。ボディーの色が汚れが目立たないブルー系のメタリック(ブルーリフレックスマイカ)ですしね。

ワックスの汚れ落とし効果、落ちた汚れはどこに?

 現用の「イオンコートエクセレント」はコンパウンドが入っていませんが含まれている溶剤のおかげか水洗いでは落ちない汚れが落ちます。
 炭酸カルシウムとかの無機質の汚れであるウロコはワックスの溶剤や界面活性剤では溶けたりはがれたりしないはずですが実態としてワックスのついたスポンジでこすれば取れます。古いワックスが水垢もろとも溶かされて除去されるような感じです。


 ここで疑問なんですがワックスにしろコーティング剤にしろ、汚れ落とし効果のある製品で落とした汚れはどうなるんでしょうか。
 新しいワックスを塗ると、その溶剤で古いワックス皮膜(の表層)が汚れと共にはぎとられ、新しく塗られたワックスと混ざり、新しくできたワックスの層の中に汚れが閉じ込められるんじゃないでしょうか。拭き取られる余計なワックスが全て汚れを含んだ古いワックスだとは思えません。
 ・・・でも、きれいになるんですよね。単に汚れが薄まって見えにくくなってるんでしょうか。


樹脂パーツの縞模様とか、ハゲチョロのモールとか

 車には樹脂製の部品が結構あります。Bピラーは骨組みは鋼鉄ですがドアの樹脂製のカバーがかぶさります。前後のバンパーはポリプロピレン製で部分的に未塗装の部分が残されています。モールやグリルも樹脂製です。
 こういうところに塗装表面用のワックスを塗るわけにはいかないので5年くらいほったらかしにしていました。
 さすがに劣化してきたので劣化防止とつや出しのために洗車のたびにプラスチックに悪影響がなさそうなケミカル剤「アーマオールプロテクタント」を塗るようになりました。ただしその効き目は雨で流れるまでです。

 これは後ろのバンパーです。洗剤(シンプルグリーン)でアーマオールプロテクタントを洗い落して乾かすと白ぼけているのが分かります。
 表面のツヤが引けると波のような縞模様が見えてきますが、これは劣化したポリプロピレンのバンパーでよくみられるものです。射出成形のときのときに樹脂が流れた跡でしょう。新品のときはわからなかったのですが古ぼけてきたために目立ってきたのだと思います。小学生の頃(50年以上前)に買った安物のプラモデルは新品の状態でこの縞模様がありました。
 調べてみるとこういう縞模様が出る現象には呼び名があって、「フローマーク」というそうです。詳しくは「射出成形、フローマーク」で検索してみてください。
 射出成形では熱い樹脂が冷たい金型に触れて固まるのですが、金型に触れていないその内側のまだ熱い樹脂が連続的にではなく波状というか脈動するように金型の中を進んでいくからこうなるのだそうです。


 僕はこれを見てハワイのキラウェア火山の溶岩を連想しました。

https://gigazine.net/news/20180609-kilaeuea-volcanic-eruption-time-lapse/
 流れて固まった溶岩の表面が縞模様になっていますね。表面は空気に触れて冷えて固まりますが、その内側のまだ熱い溶岩は冷えて固まった部分を突き破って進んでいきます。


 Bピラー(のカバー)は無垢のプラスチックではなくて何かをコーティングしてあってそれがハゲチョロになった感じです。
 窓のモールのプラスチックやゴムのウェザーストリップもみすぼらしくなっています。こちらも無垢のプラスチックやゴムではなく、何かをコーティングしてあるのですが、それがはがれてきて古ぼけ感が出ています。
 数年で劣化してはがれるコーティングなら最初からコーティングなんかしない方がマシなような気がします。
 コーティングがはがれてカサカサになったところにしっとり感が出れば中途半端にコーティングが残っている部分よりも良い風合いになると思います。

横腹は傷だらけ

 飛行場の行き帰りに狭い道やら不整地を通るので車の側面は枝や草がガサガサ当たって傷だらけです。

 爪が引っ掛かるほどの深さの傷もあります。木の枝に引っかけたんですかね。こういう傷を消すためにコンパウンドを掛けるとクリヤ層が無くなりそうです。もちろん写真に写らない傷もたくさん付いています。
 クリヤ層で済んでいる傷ならコーティング剤で埋めればかなり分かりにくくなるかもしれません。

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