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こてる32を作る-47 細かい工作、塗装の準備②

 残った大きな作業は塗装ですが天気の関係で胴体の塗装ができないので他のことをします。

エルロンリンケージ

 エルロンはいっぱいに切れば上下30mmくらい動きます。このストロークをフルに使えば激しい飛びができそうです(しないけど)。

 サーボのストロークを確認して図面でホーンチップの位置を仮決めします。

 手持ちの2mmの両ねじロッドにドンピシャの寸法のものがありました。
 サーボベッドはエポキシ処理をしているのでこれで完成でも良いのですがこの部分がクリヤ仕上げでは美観上問題なので色塗装のために取り外しておきます。

細かい作業

 受信機スイッチは大ぶりな電子スイッチですから胴体側板に付けるスペースはありません。ピアノ線で外からオン・オフができるようにします。曲げたピアノ線をスイッチに引っかける仕掛けだと工作が面倒なのでスイッチのつまみに横から穴を開けてねじを切っておきます。
 前にも書いた覚えがありますが、グライダーで有名な方の本に書いてあったやり方をパクったものです。

 側板に開ける穴がずれると悲惨ですから位置関係をちゃんと測ります。摩耗防止のために側板に開けた出口にノイズレスチューブを仕込んでいます。

尾輪の抜け止め

 尾輪の抜け止めを5mmの板と1mmのFRP板で作ります。エポキシで接着しただけですが経験上木ねじで止めるなどのことをしなくても大丈夫です。この段階ではただ置いただけで塗装が終わった後で接着します。

転写したロゴ

 塗装の前に転写したロゴや文字の裏紙をはがさなければなりません。文字やロゴの転写はやるたびにやり方を少しずつ変えていて、今回ははがした紙にインクが持っていかれないように対象物側(胴体)に厚めに水性ウレタンを塗りました。

 水性ウレタンは水気が飛んだ後も硬化が進むような気がしますから丸二日おいてからはがし始めました。霧吹きで水をわずかに吹いてやさしく指でこすって紙をむしりとります。

 結構うまく転写されました。

 あまりこするとインクがはがれますから紙の層がわずかに残るギリギリのところで我慢します。こすりすぎてちょっと色が抜けたところがありますが成功の部類です(自己評価)。
 ロゴの左下に水性ウレタンの層ができていることが分かります。こういうところや紙がむしれてざらざらになっているのはウレタンを吹けばわからなくなります。

塗装のための養生など

 塗装するものに持つところを付けたり地面に置けるような仕掛けをします。

 小型機ですから塗装するときは左手で持って空中で塗装しますが地面に置くときの用意をします。エンジンマウントは胴体の前の方を塗るときの持ち手になります。

 脚取付け部カバー、胴体ハッチ、カウルと胴体ハッチのバルサの部分もクリヤ仕上げです。塗装するときに持つところがあって、塗装後に地面に置けるようにします。

塗料のチェック

 塗装の前に塗料をチェックしました。今回使うのはクリヤ、サーフェサー兼用のスカイグレーと白です。主剤の量は大丈夫そうです。

 春先に使ったときは大丈夫だった硬化剤が完全に固まっています。横にしても流れません。東邦化研のスカイグレーもあるので東邦化研の硬化剤も調べましたが卵白状に固まっています。これで東邦化研のウレタン4本くらいが使用不能になりました。
 東邦化研の硬化剤は開封から5年以上、ローザブランドは開封から1年半たっていますから使用期限は過ぎています。僕の感覚と経験からは主剤にしろ硬化剤にしろポリよりもガラスの方が保存がきくような感じがしますけどどうなんでしょう。
 ローザで出しているウレタンとフライトホビーのウレタンは主剤と硬化剤の混合比が同じく10対1で匂いも同じような感じですが製造元が同じ、又は成分が同じである確証がありませんから硬化剤を流用したくありません。
 現在使えるのはフライトホビーのクリヤということになります。


 塗装の準備はできましたが塗装のタイミングはお天気次第です。晴天微風の早朝がねらい目ですがあまり早いと湿気の関係でかぶりが出ます。

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