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リモートID特定区域の届出書はなぜか郵送、デジタルデバイド、その他

リモートID特定区域の届出書

 6月20日施行の改正航空法の下ではリモートID機器を搭載する義務が生じます。
 ただし、自分たちのクラブのラジコン機が飛ぶ空域をリモートID特定区域として届出れば改正航空法施行後に無人航空機登録をした機体であってもリモートID機器の搭載が免除されます。
 ということで東京航空局に「リモートID特定区域」の届出をすることにしました。


 ・・・なんか、成り行きでこういう仕事をすることになっちゃったんですよね。クラブの運営はみんなで助け合ってやっているので自分も貢献しなきゃいけません。


 ラジコン電波安全協会(RCK)から来たメールでは新規の届出書は郵送で送れと書いてありましたからWordとExcelで届出書と別紙を作って印字して郵送しました。お役所が作った懐かしいExcel表でしたが、用紙を打ち出して手書きしなければならない作りではなかったので画面上で入力し、そのまま印字できました。


 ・・・送る方はそれほどの手間ではありませんでしたが送られた側の東京航空局は紙に印字された緯度経度や会員情報を人力で入力しなければならないでしょうから大変な手間です。


 未来永劫こういう不合理なやり方になるはずはないと思って調べました。
 国交省のサイトで公開しているマニュアルを見るとオンラインでも届出ができることになっています。

 お知らせにも書いてありますね。
 リモートID特定区域は仕事の切り分けから考えると「ドローン情報基盤システム(飛行情報共有機能)(FISS)」か「飛行許可申請機能(DIPS)」の方で届け出るのかなと思っていたのですがドローン登録システムからたどり着く仕様でした。

 ドローン登録システムを久しぶりに開いて下の方にスクロールしていくと新しい項目ができていました。

 リモートID特定区域の届出がオンラインできるようになってます。
 新規届出を選んでどんどん進んでみます。

 個人情報は、ログインした僕の情報が反映されています(当たり前)。ところがトラップがあって「メールアドレス(確認用)」にメールアドレスを改めて入力しないと次に進めません。

 STEP 02 特定区域及び高度情報の入力に進むとWordとExcelで記入するのと同じ項目を埋めていくことになります。

 下にスクロールすると特定区域の緯度経度を記入する欄があります。
 特定区域の四隅の緯度経度を記入するようになっているので特定区域の形は四角形でなければならないわけです。多角形ではだめというか多角形では入力できません。

 10進法の緯度経度で入力するのですが、これは国土地理院の「地理院地図(Globe)」で所望のところにカーソルを合わせて右クリックすれば右下に表れます。Googleマップでも試したらほぼ同じ数字が出ますからGoogleマップで座標をとっても大丈夫でしょう。
 地図画像は国土地理院の地図に赤線で区域を囲った画面をスクリーンショットした.pngファイルで大丈夫でしたが「地図データ」はよくわかりませんでした。
 今回は試しませんでしたが国土地理院の「地理院地図」で何か細工すれば取得できるんでしょう。マニュアルには「地図データ(GeoJSON)は国土地理院のHPより作成・取得できますとありました。


 オンラインでも届出できることはわかりました。オンラインの方が届け出る方も受理する方も楽でしょう。切手代もかかりません。
 とはいうものの、今回はRCKの言うとおり郵送にしました。
 無人航空機登録では「登録方法の案内があるまで登録しないでください」とアナウンスされているのを知らずにシステムが動き出した初日に申請したのですが後になって「RCKのおすすめのやり方の方が楽だな」と感じた経験からです。
 RCKがラジコンファンのために何か考えてくれているのかもしれません。

デジタルデバイド

 僕らのクラブでは無人航空機登録は個人でやってくれ、クラブによる代行登録はしないという方針でした。
 皆さん四苦八苦して登録していましたがスマホもパソコンも持っていないなど、どうにもならない人もいました。こういう人に「ラジコンを飛ばすのはあきらめてください」と言うわけにいかないのでIT知識のある会員が無人航空機登録を積極的に手助けをしています。
 僕は自分自身の無人航空機登録がなぜうまくいったか分からないうちに成功したのでとても人に教えるスキルはありませんでした。こういう知識があって面倒見の良い人には無条件で頭が下がります。

だますための努力

 この前はAmazonを騙ったamooms.coを紹介しましたが別のバージョンもありました。

 今度は画面のどこを見ても変なところはありません。尻尾をつかまれないように画面構成に工夫を凝らしている感じです。
 ログインを求めていますがログインしたら大変なことになりそうです。クリックしないように気を付けて「Amazon ログイン」にカーソルを合わせるとURLが読めました。ここまでしなければわからないようになっているのは努力の跡が見られます。
 今度はannazon.co.jp...ですから老眼ならだまされそうです。

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