無人航空機登録、ラジコン電波安全協会推奨の登録?
今回も無人航空機登録についてです。
ラジコン電波安全協会推奨?の登録の仕方
ラジコン技術に登録要領が紹介されています。また、ラジコン電波安全協会(RCK)も動画をアップしてます。
RCK推奨?のやり方は、僕に言わせれば複雑というか錯誤を招くものです。
機体情報の入力で
「メーカーの機体・改造した機体」か「自作した機体」を選ぶ段階で、たとえ自作機でも「メーカーの機体・改造した機体」を選択し、
製造者名はたとえ申請者が製作した自作機でも「日本模型航空連盟による機体仕様限界」とし、
型式名は「RCKに登録したクラブ名」、
製造番号はいうなれば適当に付けてもいい。
という感じで「無人航空機登録要領」で説明された記述要領とはかけ離れています。自作機なのに「メーカーの機体・改造した機体」、製造者名を「日本模型航空連盟による機体仕様限界」とし、型式名を「クラブ名」にしなければならないのならトラップのようなものですね。
機体の写真の添付や寸法・重量の記入は不要なようです。
RCK推奨のやり方では機体の写真を含めた機体情報の管理が必要なのでクラブの負担が増えて全体の作業量的にはかえって複雑にしかならない気がします(僕の個人的感想です)。
気になるのはリモートID機器の搭載の免除です。
「日本模型航空連盟による機体仕様限界」と「RCKに登録したクラブ名」を記入すればリモートID機器の搭載は免除になりそうですがどういう仕組みで免除になるのかわかりません(特定空域で飛ばすということで免除されるのですからクラブ名と特定空域が紐づけられなければならないんですけど)。
逆に、製造者名が「日本模型航空連盟による機体仕様限界」、型式名が「RCKに登録したクラブ名」でもリモートID機器の搭載を選択できなければスロープグライダーを箱根に飛ばしに行くとかいうことはできません。
僕のやり方は間違っていた?
僕はドローン登録システムの運用初日の2021年12月20日に人柱になるつもりで登録しました(さりげなく自慢)。
僕の場合、RCK 推奨のやり方とはかけ離れています。自作機なので製造者名は自分の名、型式名は適当に付けました。
機体の写真を添付し、寸法と重量も記入しました。
とりあえずリモートID機器の搭載は免除された形ですが3年後の更新でどうなるか不安です。
製造者名を「メーカーの機体・改造した機体」とし、型式名を「クラブ名」としたクラブ単位で登録された機体だけがリモートID機器の搭載が免除されるんでしょうか、すでに個人で登録したそれ以外の製造者名、型式名の機体もクラブや特定空域と何らかの紐づけがされて搭載が免除されるのでしょうか?
この辺はRCKに確認しなければなりません。
話は変わってクラブに所属してこれから無人航空機登録しようという人達はどうすればいいんでしょう。
動画は役に立つ
ラジコン機のようにクラブの誰かに代行して登録してもらうというという特典が得られないドローン(マルチコプター)のユーザーにとっては無人航空機登録の可否は死活問題です。しかも6月20日以降はリモートID機器の搭載が必須ですからそれ以前に登録しなければならないため急ぐ必要があります。そういうことからでしょうか、ハウツーものの動画が沢山YouTubeにアップされています。
新し目のものにこんな動画がありました。日付は4月15日になっています。
この動画では僕がつまづいたアカウントの開設についても詳しく説明しています。
ラジコン飛行機の登録に特化した情報としてこんな動画もあります。
こちらは日付は3月11日ですね。こちらは僕がつまづいたアカウントの設定はスキップされていますがラジコン機のクラブ特例についても説明されています。ICカードリーダーの使用法も説明されています。有能で親切な方がいるものです。
RCK推奨?のやり方ですね。
YouTubeでは検索窓に「無人航空機登録」を打ち込んで検索するといろいろとヒットします。これからどんどんアップされていくんでしょうね。
リモートID機器搭載の免除
6月以降に登録する機体でもクラブに所属した人が特定空域で飛ばすのならリモートID機器の搭載が免除(「回避」といっては語弊がある)されるのですが、特定空域の申請(届出?)の手続きが良くわかりません(僕の研究不足?)。RCKの動画では5月末ごろに固まるそうですが。
無人航空機登録を急げ
クラブ登録はとっとと済ませることは当然として、クラブに任せていたらうまくいかなかったということにもなりかねませんから事前登録期間中(6月20日まで)に無人航空機登録をすましてしまうのが得策でしょう。
連休明けはシステムが混みあうでしょうから早めがいいですね。