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こてるRCGFの再生㉙、マイクログラス貼りの準備

 エポキシ処理は、バルサの生地にいきなりマイクログラスを貼るのではなくいったんバルサに薄くエポキシを塗ってからマイクログラスを貼るという手順にしています。
 なぜそうするかと言えば、
①低粘度のエポキシはじゃんじゃんバルサに浸み込むのでいきなりマイクログラスを貼ると、貼るのに必要な量以上のエポキシを消費することになる、
②バルサのケバが立って、マイクログラスとバルサの表面に空間ができてそこに樹脂が回って重くなる(そんなの気にしなくてもいいんじゃないの?)、
のではないかと考えているからです。


 バルサ生地への1回目のエポキシ樹脂の塗布は、余計な樹脂を浸み込ませないことが目的ですから塗る量は最小限にします。


 発泡翼にバルサをプランクするときバルサにエポキシが浸みこみ過ぎないように塗料を塗るという情報を目にしたことがありますが目的は同じです。

体重測定

 表面仕上げでどれくらい重量が増えるか調べるために生地完成状態の重さを測ってみました。

胴体(垂直安定板付き):298g、先代は300gでした。構造があまり変わっていないので重さが同じくらいなのは当たり前です。

タンク・点火ユニット室カバー:12.5g、工作の合間合間に肉抜きをしたのでブロックを積み重ねた状態の23gから結構軽くなりました。でもエポキシ処理するとどんどん重くなるんですよね。

機首ハッチ:15.7g、タンク・点火ユニット室カバーより二回り寸法が小さいのにそれより重いのはギミックを付けなければならないことと肉抜きが不十分だからでしょう。

準備

 エポキシが回ったら困る所を養生します。

 カンザシパイプの内側に樹脂が回ったら大惨事ですからマスキングします。内側にマスキングテープを貼り付けて

 胴体の表面ギリギリで切り離します。カンザシパイプの外側と胴体側板の隙間にエポキシが回ることをほのかに期待します。

樹脂

 僕が愛用しているのはローザが出している樹脂です。僕が気に入っているのは、
・ 透明度が高いのでべっこうアメのような色にならない、
・ 硬化時間が長いのでもたもたしていても大丈夫(これは大事です)、
・ 低粘度なので繊維にも木材にも浸透しやすいしのびが良い、
などです。

下地?塗布

 樹脂が余ったら塗ろうと思って、カウルとひびが入ったホイールパンツも準備します。
 主剤10g、硬化剤4gを混合すると胴体、タンク・点火ユニット室カバー、機首ハッチがまかなえ、カウルの内側も少し塗ることができました。


 エポキシ作業中の写真はありません。
 エンジンルームとタンク・点火ユニット室にはすでに塗っています。
 機首、サブマフラーを納めるスペース、胴体の底にブラシでエポキシを塗って、そこから柔らかいカードのようなものでなすり付けるように塗り広げます。
 強度を担当させたいところはエポキシをたっぷり浸み込ませ、そのほかの所(胴体の上半分、側板の大部分、尾部)はけば立ちを防ぐことだけを目的にします。
 たっぷり浸み込ませるといっても最初に樹脂を垂らした結果浸みこむ量が多くなるだけであって塗り終わったら表面が光らなくなるまでティッシュで樹脂をぬぐい取ってしまいます。

 樹脂を塗り終わるとバルサやヒノキの色合いが濃くなってケバが立っています。とはいっても写真では分かりませんね。

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